育毛剤と発毛剤の違いを徹底比較！効果や平均相場・副作用リスクについても紹介

「育毛剤と発毛剤ってどう違うの？」
「育毛剤と発毛剤どっちを使うべき？」

いざ市販品を購入しようとしたとき、育毛剤と発毛剤の違いに困った経験はないでしょうか。

コロナ禍で極端に外出が減ったとはいえ、常に人の目につきやすい「髪」の悩みを持っている人は少なくないと思います。

発毛剤と育毛剤では役割や目的が異なるため、違いを把握してから使用しないと思うように効果が出ずに悩みを解決できない可能性があります。

そこで今回は、発毛剤と育毛剤についての効果や成分、副作用、入手方法をわかりやすく紹介します。

自分に合ったアイテムを選んで、薄毛ケアをはじめましょう。

育毛剤と発毛剤の違いとは？成分や効果を解説

	育毛剤	発毛剤
分類	医薬部外品・化粧品	医薬品
効果	抜け毛の予防	発毛を促す
成分	ミノキシジルなし	ミノキシジルあり
副作用	頭皮の乾燥やかぶれ、かゆみ	頭皮の乾燥やかぶれ、かゆみ めまいや頭痛
値段	2,000円～14,000円	4,000円～8,000円

発毛剤は、既に髪が抜けてしまった状態から、再び新しい髪の毛の成長を促すことによって抜け毛や薄毛の進行を抑える効果が期待できる商品です。

また、成長期の毛乳頭細胞に働きかけてヘアサイクルを正常に戻し、太くてハリやコシのある健康的な髪の毛を生やす効果もあります。

一方、育毛剤は、元から生えている健康な髪の毛が抜けるのを防ぐための商品です。

血行改善や栄養補給などで頭皮の環境を整えて抜けにくい髪の毛を育てるのが育毛剤になります。

発毛剤と育毛剤では使用する対象や目的、成分など髪に与える活性力がそれぞれ異なります。

現在のご自身の状況に合った製品を正しく使用するためにも、まずは発毛剤と育毛剤の特徴をしっかりと理解して、どちらを選択したら良いのかを決めましょう。

育毛剤は頭皮環境を整える医薬部外品

育毛剤は、頭皮の環境を整えて元から生えている健康な髪の毛が抜けるのを防ぐことを目的としています。

医薬部外品であり、薬局やドラッグストアなどで手軽に購入できます。

育毛剤の多くはセンブリエキス、ビワの葉エキス、イチョウ葉エキスなど植物の天然由来成分から作られており、医薬品ほどの細かい注意点はありません。

しかしその分、薄毛の進行を止める作用も緩やかなものになります。

• 薄毛がまだそれほど進行していない方
• 将来の薄毛予防を目的としている方
• 頭皮環境の乱れが気になる方

また、発毛剤と比べると副作用のリスクが少ないのも特徴のひとつです。

発毛剤は新しい髪の毛の生成を促す医薬品

発毛剤は、毛母細胞を活性化させて髪を育てながら、薄毛を予防して新しい髪の毛を生やす効果が期待できる医薬品です。

有効成分として医学的に認められている「ミノキシジル」が配合されており、新しい髪の毛の発毛と成長を促す効果が期待できます。

具体的な作用としては、頭皮の血行を改善し、毛乳頭細胞を活発化させて毛母細胞の分裂を促進します。

それによって、ヘアサイクルの乱れを通常に戻し、薄毛や抜け毛に対処できます。

発毛剤には、薬剤師がいるドラッグストアなどで購入できる市販品と、医療機関で処方が必要なものがあります。

医師による処方が必要な発毛剤は、市販品より濃度が高いことが多く、成分によっては副作用が出る場合もあるため、医療機関の診断により適切な成分と量が処方されます。

育毛剤は薄毛を予防したい方におすすめ

「最近、髪のボリュームが無くなりヘアセットしにくい…」
「生え際やつむじが広がった気がする…」
「朝起きると、枕にごっそりと髪の毛が落ちている…」

上記の悩みを抱えて不安に思っている方も多いのではないでしょうか。

薄毛ではない健康な人でも毎日50〜100本ほどの髪が自然に抜けているといわれています。

育毛剤は、頭皮環境を改善し、今生えている髪の毛を太く健康に育てることに優れた効力を発揮するので、以下のような方におすすめです。

• 薄毛予防
• 抜け毛予防
• 髪のボリュームアップ
• 頭皮環境の改善

少し抜け毛が気になってきたかなといった、薄毛の初期段階において、その症状や進行を緩和させる為には有効な手段になります。

頭皮環境を整え健康的な毛髪を育てる

育毛剤の目的は、元から生えている健康な髪の毛が抜けるのを防ぐことです。

そのため、髪の毛が健やかに育つように頭皮環境を整えることがもっとも重要になります。

頭皮に汚れや皮脂が詰まったり、炎症や乾燥などが起こると頭皮環境が悪化して抜け毛や薄毛につながることも。

また、年齢とともに毛細血管が老化し、髪の成長に必要な栄養が不足してしまいます。

髪の毛が十分に成長できなくなると髪が細くなり、ハリやコシはなくなり全体的なボリュームも減っていきます。

太くハリのある髪の毛に成長させるには、栄養を運ぶための血液の循環を促すことが大切です。

成分によっては副作用リスクもある

育毛剤にはさまざまな種類があり、それぞれ異なる成分が含まれています。

一般的に育毛剤は「人体に対する作用が緩和的なもの」と定義づけされているため、リスクは少なく安全性が確認されています。

ただ、個人差や特定の成分によるアレルギーがある場合は、育毛剤で副作用が生じる可能性もあります。

以下は、育毛剤に関する副作用ですが、具体的な成分によって異なりますので、使用前には注意が必要です。

• 発疹/かゆみ
• 赤み/かぶれ
• 頭皮の乾燥や刺激

一部の人は、予想以上に毛が生えすぎることで問題になる場合もありますが、いずれも個人差があり、商品の適切な使用量や指示を守ることが重要です。

育毛剤の値段相場は2,000円〜10,000円ほど

※(注1)2023円4月5日出荷実績
※(注2)独自の方法で製造した特別な卵黄リゾホスファチジルコリン（頭皮保護成分）
表内の金額は全て税込

育毛剤の値段相場は約2,000円〜10,000円となっており、価格に差があるのは、配合されている有効成分の違いが影響しています。

希少な成分を配合していたり、無添加で仕上げている場合、価格が高くなっている傾向にあります。

ただ、値段が効果に直結するとは限らないため、育毛剤を探すときは自分の頭皮にあった商品を探してみましょう。

薄毛対策としては比較的費用が安く済みますが、AGAを改善することはできないので注意が必要です。

この先も使い続けていくことで効果が得られるものなので、定期的に購入するならば、定期購入割引のある商品をおすすめします。

発毛剤は薄毛が進行している方におすすめ

「髪が薄くなってきたかもしれない…」

髪が抜けるのは自然なことですが、抜け毛があまりに多かったり、鏡を覗いたときに地肌がすけて見えたりすると、薄毛になっていないか不安に思うことはありませんか？

• シャンプーのときに抜け毛が多くなった
• 生え際やつむじ、頭皮が目立つようになった
• 全体的に髪のボリュームが減った
• 髪のハリやコシがなくなった

髪にこのような変化がみられると、薄毛が進行している可能性があります。

最近は、男女問わず、中高年はもちろんのこと若い年齢層にも、薄毛で悩んでいる方が少なくありません。

薄毛の状態や症状をみながら、自分に合った発毛剤を選んでみましょう。

ミノキシジル配合で発毛効果に期待

AGA治療薬の一つとして広く認知されている「ミノキシジル」は、市販の発毛剤に配合されることも多く、優れた発毛効果は、薄毛に悩む方の救世主ともいえる存在です。

ミノキシジルは、重症高血圧症に対する治療薬として認可されていたのですが、臨床試験にて発毛作用が判明し「発毛」「育毛」「薄毛の進行予防」に効果があると認められています。

さらに血管拡張作用があるため、毛包周囲の血流改善、毛包に充分な栄養や酸素が供給されることで、発毛の促進や育毛のサポートになることもわかってきました。

現在では世界90ヶ国以上で認可を受ける、もっとも一般的な薄毛治療薬のひとつとして知られています。

ミノキシジルには副作用リスクもある

ミノキシジルの効果は薄毛改善に有効である一方、以下のようなAGA治療の副作用も報告されています。

• 発疹/かゆみ
• 赤み/かぶれ
• 初期脱毛
• めまい/頭痛/血圧低下
• 動悸
• 浮腫み/体重増加

ミノキシジルには血管拡張作用があるので、皮膚に赤みやかゆみが出ることがあります。

また、成分によってはアレルギー反応を起こしたり、発疹や炎症のような副作用が出る可能性も。

さらに、発症率は低いものの、頭痛やめまいなど精神神経に対する副作用や、動悸などの循環器に対する副作用も報告されています。

厚生労働省の調査では、ミノキシジル外用薬による副作用の発症率は8.82％とされていますが、濃度や含有量が高ければ発症率も高くなってしまう点は覚えておきましょう。

もし副作用が出た場合は、直ちに使用を中止し、医師に相談することが望ましいです。

発毛剤の値段相場は4,000円〜8,000円ほど

※表内の金額は全て税込

発毛剤の値段相場は約4,000円〜8,000円ほどで、薄毛や抜け毛の改善に効果を発揮するミノキシジルが主成分となっています。

国内で販売されているミノキシジル配合の市販薬は、頭皮に塗布するタイプのみになり、ミノキシジル配合率1％〜5％が一般的です。

男女問わず使用可能ですが、女性の場合は基本的に、配合率1%のミノキシジルを使用することが推奨されています。

薬局やドラッグストア、ネット通販などで購入できますが、第1種医薬品に分類されるため、薬剤師の説明が必要です。

発毛剤は、途中で止めてしまうと効果があらわれにくいので、使い続けていくことを考えて予算と相談しながら選びましょう。

発毛剤おすすめ人気ランキングは別の記事で詳しく解説しています。

発毛剤の選び方から生えるという口コミが多い最強の男性向け発毛剤ランキングなどをまとめてありますので、ぜひ参考にしてみてください。

育毛剤と発毛剤を使用する際の注意点は？

「発毛剤と育毛剤を一緒に使えば、早くたくさん髪が生えてくるのかも…」
「発毛剤を使いはじめたけれど、いつ生えてくるのだろう…」
「育毛剤で頭皮が荒れたり、かぶれたりしたらどうしよう…」

実際に、発毛剤や育毛剤を使ってみようとしたとき、このように思い悩んだ経験がある方も多いことでしょう。

発毛剤も育毛剤も、自己判断でお使いになるのはとても危険な行為です。

用量を守って正しく使えば効果が実感できますが、それにはいくつかの注意点があります。

育毛剤や発毛剤をお使いの際は、以下の点に注意しながら、適切なケアを心がけましょう。

発毛剤と育毛剤の併用はNG

発毛剤や育毛剤を検討しはじめている方のなかには「複数の商品を使えば効果が上がるかもしれない」と思っている方もいるかもしれません。

しかし、一般的には発毛剤と育毛剤の併用はおすすめしません。

同時に使うと、頭皮の炎症やかゆみといった皮膚トラブルが生じるリスクが高まるため、併用は避けるべきでしょう。

薄毛を予防したいのか、薄毛を改善したいのか、自分の悩みや症状に合わせて、発毛剤と育毛剤のうちどちらか一方を使用しましょう。

発毛剤の発毛効果には時間がかかる

発毛効果への定評があるミノキシジル配合の発毛剤ですが、効果を実感するようになるには使用6ヶ月前後からといわれています。

ヘアサイクルによってできた新しい髪の毛が成長していく期間が必要だからです。

ミノキシジルの濃度や体質、また薄毛や頭皮状態によっても個人差があるので、一概にはいえませんが早い方だと3ヶ月程度で効果が表れるときもあります。

発毛剤を使いはじめたときに、髪が抜ける「初期脱毛」という状態になる場合がありますが、これは、発毛剤が髪の活動を促すためのもので心配はありません。

あくまで一時的なものであり、そのまま使い続けることで効果が実感できるでしょう。

いずれにしても、短期間で「効果なしだった」と軽率に考えてやめるのではなく、根気良く取り組むことが大切です。

育毛剤は肌質や頭皮環境に合ったものを選ぶ

育毛剤を使用する際に、かゆみや赤み、ヒリヒリ感など心配な方も多いのではないでしょうか。

特に敏感肌の方は通常よりも肌への負担が大きいので悩んでしまうことでしょう。

実際、添加物には使用感をよくしたり、品質を保ったりする役割がありますが、肌との相性が悪い場合は赤みやかゆみなどを引き起こす可能性があります。

次のような添加物は、敏感肌の方であれば注意が必要です。

• 防腐剤
• 合成香料
• 合成着色料
• 酸化防止剤

敏感肌の方はなるべく添加物が含まれていない育毛剤を選ぶことが大切です。

購入の際には、購入の際にはこれらの添加物が含まれていないかを事前に確認しましょう。

薄毛が進行している方はAGAクリニックでの治療がおすすめ

薄毛は深刻でデリケートな悩みであるため「どこで見てもらえばいいのか分からない」「誰に相談したらいいのだろう」という方が多いことでしょう。

そんな時には、AGAクリニックでの受診がおすすめです。AGAクリニックは発毛治療に特化しているため、最短期間で最大限の効果を得ることが期待できます。

また、医師もAGA治療に精通しているので適切な指示で治療を受けることができます。

ここでは、薄毛治療を安く受けられるAGAオンライン診療可能なクリニックを3院ご紹介します。

３選も含め、AGAオンライン診療のおすすめクリニック１０選は別記事でもまとめているので参考にしてみてください。

料金が安いAGAオンラインクリニックなども比較してあります。

3院それぞれの治療費やプランを以下の表にまとめているので、ぜひオンライン診療も検討してみてください。

平日夜間や休日でも診察が受けられる｜クリニックフォア

初診からすぐに受診できる｜DMMオンラインクリニック

治療費が初月0円｜AGAヘアクリニック