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ヒゲ脱毛をしても生えてくる理由とは?対処法も紹介

2022/10/20

目次

ヒゲ脱毛をしてもヒゲが生えてくる理由には、脱毛回数が不足していることや、休眠中だったヒゲが生えてくること、脱毛前にヒゲを抜いていることなどが挙げられます。あわせて、永久脱毛をすればヒゲが生えてこないという誤解が広まっていることも原因と言えるでしょう。本記事では、脱毛して毛が抜けた後にもヒゲが生えてくる理由の詳細や、生えにくくするための対処法、ヒゲ脱毛のメリット・デメリットについて解説します。

脱毛してもヒゲが生えてくる理由

ヒゲ脱毛後にヒゲが生えてくる理由は、大きく分けて3つあります。

・脱毛回数が足りない
・毛周期上、休眠中だったヒゲが生えてきている
・脱毛前にヒゲを抜いてしまい適切な効果が得られていない

それぞれについて、詳細を解説します。

理由①:脱毛回数が足りない

1回の施術で、毛が生えなくなるわけではありません。ヒゲ以外の脱毛も同様ですが、複数回施術を重ねることで、正しい脱毛の効果が得られます。なぜなら、脱毛のレーザーは、特に成長期の毛に反応しているからです。脱毛機器は、黒色の色素であるメラニンに反応し脱毛していますが、成長期の毛にはメラニンが多いので、機器がよく反応します。

また、毛には毛周期が存在し、それに合わせて毛は生え変わっています。毛周期には成長期・退行期・休止期のステージがあり、成長期の毛は全体の10%~15%しかありません。したがって、希望する部位をきちんと脱毛するためには、毛周期に合わせて複数回ヒゲ脱毛をする必要があるのです。

上記以外にも、脱毛機器のレーザーの出力が弱かったり、サロンや自宅で光脱毛をしていたり、ヒゲが濃かったりする場合、脱毛回数が足らずヒゲが生えてくることもあります。

特に、サロンや自宅で使用する光脱毛機器は、医療脱毛より機器の出力が弱いため、脱毛効果が得られにくいです。

理由②:休眠中のヒゲが生えてきている

休眠中(休止中)だったヒゲが生えてくることがあります。また、脱毛完了後に男性ホルモンの量が変化し、ヒゲが生えてくる場合もあります。毛周期は部位ごとにだいたい決まっていますが、厳密には同じ部位の中でも、ヒゲごとに違います。そのため、脱毛を完了したと思っても、ヒゲがまた生えてくるケースもあります。

理由③:脱毛前にヒゲを抜いていた

脱毛前にヒゲを抜いていると、十分に脱毛の効果が得られない場合があります。レーザー脱毛の機器は、メラニンに反応して毛根を焼き、脱毛するタイプが多いです。脱毛前にヒゲを抜いてしまうと、毛根にあるメラニンが失われるため、脱毛の効果が薄れてしまいます。

永久脱毛でも毛は生えてくるのか

永久脱毛をしても、毛が生えてくる可能性はあります。永久脱毛は、脱毛後、永久に毛が生えないことを指していないからです。日本では明確に定義付けがされていませんが、永久脱毛とは下記のような状態を言います。

・3回の脱毛施術により6カ月後、67%(2/3)以上減毛していること
・一定の脱毛施術後に再発毛する本数が長期間減少し、それが長期間に渡り維持されること
・最終脱毛から1カ月後の再発毛率が20%以下であること

これらはFDA(アメリカ食品医薬局)や、AEA(アメリカ電気脱毛協会)による定義です。

つまり、永久脱毛とは毛の大幅な減少や、長期間毛が生えてこないことであり、一生生えてこないわけではありません。しかし生えてくるヒゲの数は減るため、ヒゲ剃りの回数を減らせます。ヒゲが薄い部位であれば、長期間ヒゲを剃らずに済むようになるでしょう。

また、FDAでは効果が高い脱毛は、医療レーザー脱毛のみとしています。サロンや自宅でできる光脱毛は、永久脱毛の範疇に入っていません。

脱毛後にヒゲが生えてくるのを抑える方法

脱毛後にヒゲが生えてきたとしても、その数を抑えることは可能です。その方法は、必要回数を守り毛周期に従って脱毛することや、脱毛前後のケアを怠らないことです。下記では、ヒゲが生えにくくなる3つの方法を解説します。

方法①:毛周期を守る

毛周期に従って、脱毛しましょう。毛には発育のサイクルがあり、脱毛機器は、成長期の毛によく作用します。毛が成長期のタイミングで施術を受けることが最も効率がよいので、毛周期に沿った脱毛がおすすめです。また、間隔を開けての施術は、肌への負荷を軽減することにもなります。

だいたい1カ月~2カ月に1回程度のペースで施術を受けることが望ましいですが、不安な場合は、クリニックの医師に相談してみましょう。

方法②:脱毛部位ごとに必要な回数施術をする

同じ脱毛機器を使っていても、脱毛したい部位ごとに施術に必要な回数は違います。部位によって、ヒゲの濃さが違うからです。下記は医療レーザー脱毛における、部位ごとの必要回数です。

あご・鼻下・口下(ヒゲが濃い部分) 頬・もみあげ・あご下・首(ヒゲが薄い部分)
薄くなるまで 5回~6回 3回~4回
ツルツルになるまで 15回以上 8回~10回

顔全体を脱毛したい場合は、ヒゲが濃い部位と同様に15回以上施術が必要だと考えておきましょう。

方法③:脱毛前後の注意点を守る

脱毛前後には、必ず日焼けと保湿の対策をします。日焼けした肌は脱毛効果が薄くなるばかりか、火傷の恐れがあるからです。脱毛機器はメラニンに反応し、レーザーを照射します。日焼けした肌は、紫外線のダメージから皮膚を守るためにメラニンを生成しているので、そこにレーザーを当てると光が分散してしまい、肌にレーザーが照射され、火傷してしまうのです。乾燥した肌は皮膚の皮脂が十分ではないため、施術を受けると炎症をおこす可能性があります。

日焼け止めを塗ったり日傘を活用したりして日焼け対策を行い、メンズ用の保湿クリームでしっかり保湿をしましょう。特に、脱毛してヒゲが抜けた後や、ヒゲ剃り後、洗顔後、入浴後は重要です。

ヒゲの永久脱毛のメリット・デメリット

ヒゲの永久脱毛にはメリット・デメリット、どちらもあります。ヒゲ脱毛をしようか悩んでいる方は、下記のメリット・デメリットの詳細を確認し、自分が求めている効果を得られるか確認しましょう。

メリット

ヒゲの永久脱毛のメリットは、下記のとおりです。

・ヒゲ剃りの手間から開放される
・ヒゲ剃りのダメージが減り、肌の調子がよくなる
・電気シェーバーやカミソリの費用を節約できる
・青ヒゲに悩まなくて済む
・清潔感が出て異性からの好感度が上がる

ヒゲ脱毛の最大のメリットは、ヒゲ剃りをしなくてもよくなることです。毎日のヒゲ剃りを煩わしく感じている方も多いと思いますが、ヒゲ脱毛をすればその回数を減らすことができ、最終的にはしなくても済むようになります。ほかにもヒゲ剃りのために、電気シェーバーやカミソリを購入する必要がなくなるため、節約ができます。

清潔感もアップし、異性からの印象もよくなるでしょう。

デメリット

ヒゲ脱毛のデメリットは、下記のとおりです。

・費用がかかる
・脱毛完了までに時間がかかる
・肌トラブルが起こる恐れがある
・施術が痛い
・ヒゲを生やしたくても生やせない
・日焼けができない

脱毛費用は希望部位や施術回数によって異なりますが、平均して約15万円です。また、脱毛が完了するまでには複数回施術を受けるため、時間がかかります。医療レーザー脱毛の場合、ヒゲ剃りが不要になるまでに1年4カ月程度かかるでしょう。

ほかにも、脱毛時の痛みや、火傷などの肌トラブルが起こる可能性もあります。痛みについてはレーザーの出力を抑えてもらったり、麻酔を使用したりすることで防げます。また、肌トラブルも脱毛前後の保湿や日焼け対策などの肌ケアで、予防可能です。

脱毛後は、ヒゲを生やすことができません。部分的にヒゲを残して脱毛することもできるので、脱毛後に後悔しないよう、慎重に脱毛部位を決めましょう。

ヒゲ脱毛ならメンズ医療脱毛のレーザースキンクリニック

当院が導入している脱毛機は、日本人の肌質や毛質を研究して開発された蓄熱式脱毛レーザーです。従来の毛根を破壊する熱破壊式脱毛レーザーでは、痛みを強く感じやすく、施術後に腫れるなどのリスクがありました。

しかし、蓄熱式脱毛レーザーは毛根より浅いバルジ領域に作用し、一人ひとりに合った波長で施術が行えます。そのため、肌が弱い方も施術可能で、痛みも感じにくいのが特徴です。

コラムのまとめ

脱毛後に毛が生えてくる理由は、脱毛回数が不足していることや、休止期だった毛が生えてきていること、脱毛前にヒゲを抜いたことなどが挙げられます。毛が抜けたあと再びヒゲが生えてくることを防ぐためには、部位ごとに必要な回数分、毛周期に合わせて脱毛しましょう。また、脱毛前後の日焼け対策や保湿ケアを忘れないことも重要です。

ヒゲ脱毛に関して不安なことがある場合は、まずはクリニックに相談してみてください。