40代男性が薄毛に悩む割合や原因を調査！AGAと壮年性脱毛症の違いも解説

「40代で薄毛が目立ってきた原因を知りたい！」
「40代の薄毛を治す方法があれば教えてほしい」
「誰にも気づかれず薄毛を治せるか知りたい！」

薄毛が気になり始めた40代男性の多くは、上記の悩みを持っているのではないでしょうか。

40代は仕事関係で人に会う機会が多くなり、初対面の相手の目線がどこにあるか気になってしまうことはありませんか。

本記事では40代男性が薄毛になってしまう原因や対策法について解説していきます。

また、40代男性におすすめのクリニックやヘアケアについても紹介しているので、薄毛が気になっている方はぜひ参考にしてみてください。

40代男性で薄毛に悩んでいる人の割合

40代になり、「髪が薄くなった」「抜け毛の量が増えた」と感じる場面が多くなると薄毛への不安が強まります。

また、40代で薄毛になっている男性が少ないならば、誰にも相談できず、不安はより一層強くなるばかりです。

では、実際40代男性では「薄毛になった」と感じている人はどの位いるのでしょうか。

ここでは、40代男性で薄毛が気になっている人やAGAを発症している人の割合について紹介していきます。

40代男性で約4割が薄毛に悩んでいる

40代男性では、約4割の方が薄毛に悩んでいるようです。

株式会社メディリードが実施した薄毛対策に関する意識調査では、40代男性では40.2％の人が気にして悩んでいるという集計結果があります。

また、PR TIMESが実施した「薄毛についての調査」では、40代は薄毛に気づき、悩む年代であることが読み取れます。

もし、薄毛に気づき悩んでいるのならば早めに治療や予防対策を始めましょう。

参考：株式会社メディリード
参考：PR TIMES

40代男性のAGA発症割合は約30%

次に、40代男性がAGAを発症する割合は約30％という結果があります。

日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」では、各年代の発症頻度について掲載しています。

20代では約10％、30代では約20％、年齢とともに発症率は高くなり40代男性では約30％が発症している疾患です。

また、日本人男性全体では、約30％（約3人に1人）の男性がAGAを発症していると報告されているため、40代では特に発症する可能性の高い疾患と言えます。

40代の薄毛は仕方ない？AGAやその他の脱毛症の特徴

40代になると薄毛になるのは仕方ないことなのでしょうか。

日本皮膚科学会ガイドライン2017年版では、40代では約30％の男性が薄毛になると報告されています。

また、50代以後では40％を超える男性が薄毛になることがわかっているため、40代から気になり始めても仕方がないことかもしれません。

まず、ここでは40代男性が薄毛の原因となる疾患を3つ紹介します。

それぞれの疾患の特徴について解説するので、自分の薄毛の原因を見つける参考にしてみてください。

AGA(男性型脱毛症)

画像引用元：上野クリニック

AGAは、頭頂部や前頭部から薄くなり、最終的には髪が生えなくなる進行性の疾患です。

日本人男性の場合は20代後半から30代にかけて症状が著明となり、徐々に進行して40歳代以後に症状は完成します。

発症原因としては男性ホルモンや遺伝の影響が報告されていますが、生活習慣やストレスも症状を悪化させる要因の一つで、40代では約30％の男性が発症している疾患です。

発症すると完治することが難しいため、継続的な治療が必要となります。

治療方法には「投薬治療」「注入治療」「自毛植毛」がありますが、いずれの治療方法も、2023年12月時点では保険外診療です。

壮年性脱毛症

壮年性脱毛症は、40代から50代に多く見られる脱毛症で、男性だけではなく女性も発症する疾患です。

男性では男性ホルモンの影響で思春期以降に発症することが多いため「AGA」と呼ばれることがあります。

男性と女性では症状の出かたが異なり、男性では頭頂部や前頭部が薄くなる傾向が強く、女性では全体的に薄くなる傾向です。

発症の原因や対策はAGAと同じで、治療についても同じく保険外診療となります。

脂漏性脱毛症

脂漏性脱毛症は、脂漏性皮膚炎が頭部に発症したことで引き起こされる薄毛症状です。

AGAや壮年性脱毛症とは異なり年齢や性別は関係ありませんが、思春期以降に多く発症します。

脂漏性脱毛症になると、過剰に分泌された皮脂によって菌が増殖し、「頭皮のベタつき」「フケ」「痒み」などの症状がみられるのが特徴です。

対応策としては、シャンプーを抗菌作用のあるものに変えてみたり、生活習慣を改善したりすることで症状が改善する可能性があります。

また、脂漏性皮膚炎による脱毛症の場合は医療保険適用となる場合があるため、皮膚科などの専門医に受診し、適切な治療を受けてください。

AGAと壮年性脱毛症の違いとは？

AGAと壮年性脱毛症は、どちらも薄毛の症状なので、同じ病気に見えますが、若干異なる点があります。

ここでは、AGAと壮年性脱毛症の違いについて解説するので、どちらの症状に当てはまるのか参考にしてください。

また、壮年性脱毛症のセルフチェック表も紹介するので、当てはまる項目が多いときは専門医への受診をおすすめします。

AGAは思春期を過ぎた男性に現れる全般的な薄毛の症状

AGAは、思春期を過ぎた男性に現れる全般的な薄毛症状です。

日本皮膚科学会ガイドライン2017年版では、AGAの症状は20歳代後半から30歳代にかけて見られ、40歳代以後で完成すると報告されています。

また、AGAは発症すると完治することが難しい疾患です。

そのため、AGAは20歳代後半から髪がなくなるまでの幅広い年齢層の男性が対象となっています。

壮年性脱毛症は40代～50代のAGA男性を対象とした薄毛の症状

壮年性脱毛症はAGAと同じ薄毛症状ですが、異なる点は発症年齢です。

壮年性脱毛症は、AGAの中でも40代～50代の男性が発症した場合に診断されます。

AGAと壮年性脱毛症との違いは、発症年齢についてだけなので治療法や対策は同じです。

AGAと壮年性脱毛症のセルフチェック

AGAや壮年性脱毛症を発症していないか不安になったときは、まず自分で頭皮や髪の様子を鏡を見てチェックしてみましょう。

鏡を見て薄毛が気になったら、以下のセルフチェック表を用いて改めて確認してみてください。

チェック項目

30代以上である

頭頂部または前頭部が薄くなった

前頭部、頭頂部両方が薄くなった

家族又は親族に薄毛の人がいる

バランスの良い食事が摂れていない

タバコを吸っている

お酒を飲む習慣がある

睡眠時間が6時間未満

脂っこいものやインスタント食品が多い

運動する習慣がない

セルフチェック表は、AGAや壮年性脱毛症を確定するものではありません。

ですが、一つでも当てはまる場合はAGAや壮年性脱毛症の可能性が疑われるため、AGA専門医に薄毛の相談をしてみてください。

40代からでも遅くない！おすすめの薄毛対策

40代で薄毛が気になり始めたとき、何から始めたらよいか分からない方も多いのではないでしょうか。

40代は仕事などが忙しく、薄毛対策に費やす時間をなかなか作れないかもしれませんが、無理なく継続できる方法もあります。

40代でもできる主な薄毛対策は以下の3点です。

• クリニックでAGA治療を開始する
• セルフケアで頭皮環境を改善する
• 育毛アイテムで頭皮ケアをおこなう

それぞれについて、詳しく解説していくため、自分に合った薄毛対策を始める参考にしてください。

クリニックでAGA治療を開始する

40代で薄毛が気になり始めたときの対策の1つは、クリニックでAGA治療を始めることです。

クリニックでのAGA治療には、以下の3つの方法があります。

• 投薬治療
• 注入治療
• 自毛植毛

それぞれの治療方法について詳しく解説していくので、専門医に相談するときの参考にしてみてください。

投薬治療

AGA治療の1つ目に、内服薬や外用薬を使った投薬治療があります。

2023年12月現在、日本皮膚科学会が推奨しているAGA治療薬は以下の3種類です。

• フィナステリド（プロペシア後発品）
• デュタステリド（ザガーロ後発品）
• ミノキシジル外用薬

投薬治療は、他の治療法に比べて1回あたりの治療費が安く、オンライン診療で治療が受けられるので、忙しい方にはおすすめの治療方法です。

ですが、薬は進行を抑える効果しかないため、治療を止めてしまうと症状が再発してしまうため、継続的な治療が必要になります。

プロペシアの効果や副作用に関しては別記事でも詳しく解説しています。

注入治療

AGA治療の2つ目は、注入治療です。

注入治療は比較的新しい治療方法で、実施している医療機関が少なく、1回あたりの治療費が高額であるデメリットがあります。

ですが、投薬治療に比べて効果を感じるのが早い治療方法なので、発毛をより実感したい方にはおすすめです。

注入治療の方法には、クリニックによって異なった成分配合の薬を注入するAGAメソセラピーや再生医療のHARG療法などがあります。

2023年12月時点では日本皮膚科学会はあまり推奨していませんが、メソセラピーの効果やHARG療法の効果について紹介している記事を参考に医師に相談してみるのもよいでしょう。

自毛植毛

AGA治療の3つ目として、自毛植毛があります。

自毛植毛は、他の治療方法と違い外科的治療（手術）が必要です。

そのため、1回あたりの治療費が最も高額で術後の傷口が目立つなどのデメリットがあります。

ですが、AGAの部分に健康的な頭皮を移植するため、半永久的にAGAの症状が改善し、通院回数も少ないので、診察や薬を飲むのが大変と感じる方にはおすすめです。

自毛植毛おすすめのクリニック一覧については、別の記事でも詳しく解説しています。

セルフケアで頭皮環境を改善する

40代でもできる薄毛対策の2つ目として、セルフケアで頭皮環境を改善する方法があります。

AGA治療を行うことも大切ですが、生活の中でも薄毛対策をすることが大切です。

生活の中で行う薄毛対策には、以下の4つのポイントがあります。

• 食生活の改善
• ストレスの解消
• 喫煙や飲酒の抑制
• 育毛アイテムや頭皮ケアをおこなう

それぞれについて、詳しく解説していくので、生活習慣改善の参考にしてください。

食生活の改善

40代でもできる薄毛対策で、セルフケアできるものとして食生活の改善があります。

抜け毛を予防し、髪を正常に伸ばすためには、栄養バランスの取れた食事を摂ることが大切です。

中でも、髪の主成分であるタンパク質やホルモンバランスを整えるビタミン・ミネラルは、抜け毛を予防するために必要な栄養素になります。

反対に、抜け毛を悪化させてしまう食べ物としては、脂っこいものやカロリーの高いものがあり、食べすぎには注意しましょう。

また、過度な食事制限は髪に必要な栄養が不足したり、ホルモン分泌が阻害されたり抜け毛を悪化させる原因となります。

40代では毎日忙しく食生活が乱れがちですが、抜け毛を予防するために栄養バランスを考えて食事を摂るようにしてください。

ストレスの解消

薄毛対策で、40代でセルフケアするべきことはストレスを解消させることです。

長寿科学振興財団が発行している機関紙「Aging＆Health」によると、ストレスによって発毛を阻害するホルモンが分泌されると報告されています。

そのため、自分に合ったストレス解消方法を見つけることが大切です。

ストレス解消方法は人それぞれ違いますが、厚生労働省が提案している解消方法に以下のような項目があります。

• 体を動かす
• 今の気持ちを書いてみる
• 腹式呼吸を繰り返す
• 音楽を聞いたり、歌を歌ったりする

ストレスに感じていることを口に出してみるのも効果があるようです。

40代は、仕事や人間関係などでストレスが溜まりやすい環境にいるため、自分に合ったストレス解消方法をぜひ見つけてください。

喫煙や飲酒の抑制

40代の薄毛対策でセルフケアできるものとしては、喫煙や飲酒の抑制です。

40代男性では、仕事の付き合いやストレスの解消としてタバコやお酒を嗜んでいる方は多いでしょう。

ですが、タバコやお酒は健康に悪い影響をもたらすことが多く、中でも血行不良を引き起こす原因の1つとされています。

血行不良は髪の成長に必要な栄養素を届けられず、薄毛の症状を悪化させるので、タバコやお酒を控えた生活習慣に変えることが必要です。

育毛アイテムで頭皮ケアをおこなう

40代でも行える薄毛対策の3つ目は、育毛アイテムで頭皮ケアを行うことです。

現在は育毛シャンプーのおすすめ製品や育毛剤おすすめ商品が多数販売されています。

育毛シャンプー自体には発毛効果はありませんが、頭皮を清潔にし、髪が生えやすい環境に整える役割があるため薄毛予防にはおすすめです。

育毛剤は、薄毛予防効果が期待できる成分が含まれているリキッド薬で、種類も様々あるので症状に合わせて選ぶようにしてください。

ただし、育毛シャンプーや育毛剤を使っても思っているような症状改善が見られなかったり、悪化したりした場合は早めに専門医に受診することをおすすめします。

40代の薄毛治療におすすめのクリニック5選！

ここでは40代の薄毛治療におすすめのAGAクリニックを紹介いたします。

特に人目が気になる年齢でもあるため、AGAオンライン診療が可能なクリニックを5つ厳選紹介！

早めの治療を検討している方は、ぜひ参考にしてくださいね。

※表内の金額は全て税込
「PR」※CLINIC FORの情報提供元：CLINIC FOR

クリニックフォア

DMMオンラインクリニック

AGAヘアクリニック

ゴリラクリニック

ウィルAGAクリニック

40代の薄毛に関するよくある質問

40代になり、急に薄毛が気になり始め、どうしたらよいか悩んでいる男性は多いでしょう。

誰にも相談できず、クリニックに相談したくても何を相談したらいいか分からない方のために、40代の薄毛に関するよくある質問を4つ紹介します。

それぞれの質問について、詳しく解説していきますので、気になる質問がある場合はぜひ参考にしてみてください。

40代ではげてきたらどうすればよい？

40代ではげてきたら、まず専門医に相談して治療を始めることをおすすめします。

また、治療だけではなく以下の3点も心がけてみてください。

• 生活習慣の見直し
• 正しいヘアケア
• ストレスの解消

40代では、仕事等で生活習慣が乱れやすかったり、ストレスが溜まりやすかったりします。

また、忙しいあまりヘアケアを簡単に済ませてしまうこともあるでしょう。

40代になりはげてきたときは、専門医の治療と日頃の生活の見直しをしてみてください。

壮年性脱毛症は治る？

壮年性脱毛症は、治すことが難しい疾患です。

壮年性脱毛症は「AGA」と呼ばれることもあり、発症時期は40歳～50歳となっています。

治療は「AGA」同様に完治させる目的ではなく進行を抑制することが目的となり、継続的な治療が必要です。

壮年性脱毛症か心配な方は、出来る限り早めに専門医に相談することをおすすめします。

はげる年齢の平均は？

はげる年齢の平均は38.4歳です。

2021年に株式会社リクルートが実施した「薄毛に関する意識調査2021」では、男性が38.4歳、女性が41.8歳と女性よりも早い時期に薄毛を感じています。

薄毛に気づくきっかけは、「鏡を見て」が最も多く36.9％、次いで「家族からの指摘」「写真を見て」などでした。

薄毛に気づくきっかけについては、2019年、2020年に実施している調査でも「鏡を見て」が最も多く、「他者」よりも「自分」が真っ先に気づいているようです。

また、PR TIMESが実施した「薄毛意識調査」では、男性にとって「40代」は薄毛について気づいて悩む人が多い年代という集計結果が出ています。

薄毛に気づいて悩んでいるならば、早めに専門医に相談してみてください。

薄毛治療を行うならどこのクリニックがおすすめ？

薄毛治療を行うならクリニックフォアがおすすめです。

お得な料金プランが設定されているのはもちろん、知名度も高く信頼できるクリニックである点はポイント。

また、初診からオンラインで誰にも気づかれず、忙しい時間の合間に治療を始められるのでおすすめです。