AGAは皮膚科で治すのがおすすめ？クリニックとの違いや医院選びのポイントも解説！

「AGAは皮膚科で治せるの？」
「皮膚科とAGAクリニックの違いは何？」

AGAに悩みがあり、皮膚科での治療を検討している人もいらっしゃるのではないでしょうか。

薄毛治療ができる機関には、皮膚科（美容皮膚科を含む）とAGAクリニックがあります。

機関によって治療できる内容が異なるため、効果的に無駄なく悩みを解決するためには、薄毛の原因で選ぶのがポイントです。

しかし、実際に自身で症状を判断するのは難しく、どこで治療したら良いのかわからない人もいるでしょう。

そこで、この記事では皮膚科に着目して、AGA治療について紹介します。

AGAクリニックとの違いや、おすすめのクリニックについても紹介しますので、お悩みの人はぜひ参考にしてください。

AGA治療は皮膚科でも対応可能？保険適応は？

AGA治療は、皮膚科でも対応しています。

ただし、皮膚科での治療を検討している人は、以下の2点を理解しておくとよいでしょう。

治療について後悔しないためにも、まずはこちらを確認してください。

皮膚科で受けられるのは予防治療が中心

皮膚科のAGA治療は、投薬による予防が中心になります。

治療には、以下の薬が使用されます。

• フィナステリド
• デュタステリド
• ミノキシジル外用薬

皮膚科によって用意している薬が限られている場合もあり、いずれも期待できる効果は予防や現状維持です。

注入療法や自毛植毛といった本格的な治療をするのは難しいため、すでに生え際が後退しており、積極的な発毛を希望する方には適していません。

そのため、AGAの見分け方や判断基準を理解しておくと判断材料になりますよ。

皮膚科でも薄毛治療に保険は適用できない

命に関わる症状ではないため、AGA治療は保険適応外です。保険が適用されません。

保険治療の取り扱いのある皮膚科においても例外ではなく、費用は全額自己負担となります。

ただし、円形脱毛症や脂漏性湿疹をはじめ、AGA以外に薄毛の原因がある場合は、保険適用で治療できるケースがあります。

まずは皮膚科を受診し、診断してもらいましょう。

AGA治療における皮膚科とAGAクリニックの違い

ここでは、皮膚科とAGAクリニックの主な違いを紹介します。

行の説明	AGAクリニック	皮膚科
治療実績	多い	少ない
治療プラン	多い	少ない
費用	安い	高い

薄毛治療は、受診する機関によって効果や期間、費用面に差があります。

どちらで治療を始めようかお悩みの人は、参考にしてください。

AGA治療実績はクリニックが多い

AGAの治療実績は、AGAクリニックに比べて皮膚科の方が少なく、専門性が低くなります。

AGAを専門としているAGAクリニックでは、毎日多くの患者を治療しています。

一方、皮膚科では皮膚炎などの治療を多く取り扱っているため、AGAに関する治療実績は少ないといえるでしょう。

そのため、皮膚科よりもAGAクリニックの方が、専門知識や治療経験が豊富だといえます。

治療プランの選択肢はクリニックが多め

皮膚科よりもAGAクリニックの方が、豊富な治療プランを揃えています。

皮膚科では、日本皮膚科学会ガイドラインにおいて推奨度がAである、フィナステリド、デュタステリド、ミノキシジル外用薬が用いられます。

処方される薬はそれぞれですが、いずれの薬を服用しても、発毛よりは現状維持や予防が中心のプランです。

一方、AGAクリニックでは予防だけでなく、注入療法や自毛植毛などの積極的な発毛を目的とした、さまざまな治療プランがあります。

したがって、皮膚科よりもAGAクリニックの方が、進行度や症状に合わせて治療プランを選択できます。

AGA治療にかかる費用に大きな差はない

皮膚科とAGAクリニックで薬の価格はどちらも大きな違いはありませんが、全体の費用は皮膚科の方が高くなります。

費用が高くなる主な理由は以下の通りです。

皮膚科では、診察代と薬代がかかるのが一般的です。

一方でクリニックの場合はAGAオンライン診療が普及し、診察代や検査代のかからないケースがあります。

また、定期プランや、ジェネリック医薬品の取り扱いがあるクリニックも多く、コストを抑えた治療が可能です。

さらに、オンライン診療であれば、交通費もかかりません。

そのため、トータルでみた時に、AGAクリニックよりも皮膚科の方が費用のかかるケースが多くなります。

薄毛が気になったら何科を受診すべき？症状別の相談先

薄毛が気になる場合は、症状によって受診するべき科目が異なります。

• AGAが疑われる場合はAGAクリニックへ
• 皮膚科でも10円はげの相談や治療は可能
• ストレス性の脱毛症は皮膚科および心療内科へ
• 薬剤の副作用による脱毛症は内科もしくは皮膚科へ

診療科によって、それぞれ得意とする症状があります。

以下でそれぞれ詳しく説明しますね。

AGAが疑われる場合は専門クリニックへ

薄毛の原因がAGAだと思われる人は、AGAクリニックへ相談しましょう。

専門知識のある医師と豊富な治療プランで、効果的に治療できる可能性があります。

AGAは進行性の脱毛症であり、一度発症すると知らぬ間に悪化してしまうため、気がついたら早めに相談するのがおすすめです。

皮膚科でも10円はげの相談や治療は可能

10円はげが気になる場合は、皮膚科での相談や治療が可能です。

10円はげは、主に円形脱毛症を指し、頭部の部位に関係なく円形や楕円形の脱毛が起こる症状です。

自己免疫機能の異常が原因だといわれており、内服薬やステロイド剤での治療がメインとなります。

円形脱毛症はAGAクリニックへの相談もできますが、保険での治療を受けられる場合があるため、保険診療を扱っている皮膚科へ相談するとよいでしょう。

ストレス性の脱毛症は皮膚科および心療内科へ

ストレスが原因の脱毛症は皮膚科を受診し、場合によっては心療内科へ相談しましょう。

過度なストレスは自律神経を乱し、血行不良を起こす原因です。

頭皮への栄養が十分に運べなくなるため、毛髪は弱くなり、抜け毛へとつながる恐れがあります。

症状の改善には、頭皮とストレスのどちらにもアプローチが必要です。

皮膚科での薄毛治療と並行して、ストレス軽減のために心療内科へ相談するのがおすすめです。

薬剤の副作用による脱毛症は内科もしくは皮膚科へ

薬剤の副作用による脱毛症は、早めに内科や皮膚科へ相談しましょう。

ステロイド剤や抗がん剤の副作用によって、脱毛が生じる場合があります。

使用している薬剤の服用をやめれば脱毛症も落ち着く可能性がありますが、自己判断で服薬を中止するのは危険です。

処方を受けているかかりつけの内科や皮膚科へ早めに相談し、指示に従いましょう。

皮膚科よりAGAクリニックをおすすめする5つの理由

薄毛がAGAによるものだとわかっている場合は、以下5つの理由からAGAクリニックに相談するのがおすすめです。

1. 治療実績が豊富
2. 治療プランの選択肢が豊富
3. 初診料や再診料は無料のケースが多い
4. 待ち時間が少ないケースが多い
5. 検査内容が充実している

AGAは自由診療となるため、さまざまな治療方法やプラン、診察の仕方があります。

ここでは、AGA専門クリニックならではの特徴を紹介します。

①治療実績が豊富

AGAクリニックは、AGAに特化したクリニックなので、治療実績が豊富です。

一人ひとりの症状を診断し、効果的な治療プランを提案できるのは、さまざまな症例をみてきた医師だからこその魅力といえるでしょう。

そのため、薄毛の原因がAGAだと思われる場合はAGAクリニックへ相談するのがおすすめです。

多くの場合、ホームページに治療実績を掲載しているため、気になるクリニックがある人はぜひチェックしてください。

②治療プランの選択肢が豊富

AGAクリニックには、豊富な治療プランが用意されています。

投薬だけでも数種類のプランが用意されているケースが多く、クリニックによっては、注入治療や自毛植毛を扱っています。

症状や進行度は人によって異なるため、自身に適したプランを選べるのは魅力的です。

また、クリニックによっては、お得に治療を続けられる定期購入の選択肢もあります。

治療プランの豊富なAGAクリニックであれば、症状と金銭面のどちらも考慮したプランを見つけやすいでしょう。

③初診料や再診料は無料のケースが多い

初診料や再診料が無料のケースが多いのも、AGAクリニックの特徴です。

AGAは保険の効かない自由診療での治療となるため、診察料もクリニックによって独自に決められています。

近年普及している、AGAクリニックのオンライン診療では、初診料や診察料がかからない場合もあります。

また、無料カウンセリングを実施しているケースもあるため、気軽に相談しやすいのではないでしょうか。

④待ち時間が少ないケースが多い

完全予約制を採用しているAGAクリニックでは、待ち時間が少ないケースが多くなっています。

待ち時間が短縮できるのは、忙しい生活の中で治療を続けていくにはうれしいポイント。

完全予約制の中には、完全個室で処置から会計までできるクリニックがあり、プライベートも守られるケースが多いのも魅力の一つです。

また、オンライン診療では待ち時間なしで診察を受けられるため、忙しい人に適しています。

⑤検査内容が充実している

AGAクリニックでは、AGAに関する検査内容が充実しています。

主な検査はこちらです。

血液検査では、投薬の可否を調べます。

副作用のリスクや代謝を調べる他、AGA以外に薄毛を引き起こす病気がないかどうかを調べるのに役立ちます。

遺伝子検査は、AGAの発症を予測し、予防の必要の有無や、治療方針を決める際に役立つ検査です。

また、マイクロスコープ検査では、細部まで頭皮を観察でき、より適切な治療方法を判断できます。

血液検査をしている皮膚科もありますが、効果的な治療の判断材料になる検査が豊富なのは、AGAクリニックです。

本格的なAGA治療に対応しているおすすめクリニック3選

※表内の金額は全て税込
「PR」※CLINIC FORの情報提供元：CLINIC FOR

ここでは、AGA治療におすすめのクリニックを紹介します。

どのクリニックもオンライン診療に対応しており、インターネットを使って受診可能です。

それぞれ特徴や料金プランを紹介するので、本格的に治療を始めたい人はぜひ参考にしてください。

クリニックフォア

DMMオンラインクリニック

AGAスマクリ

皮膚科のAGA治療に関するよくある質問

最後に、皮膚科のAGA治療に関するよくある質問をまとめました。

• フィナステリドを皮膚科で処方される場合の値段は？
• 男性の薄毛治療は皮膚科でも十分？
• AGA治療で後悔するのはどんなとき？
• 薄毛を皮膚科で治療する際はどんな薬が処方される？

それぞれに回答していますので、気になる質問はこちらでチェックしてください。

フィナステリドを皮膚科で処方される場合の値段は？

フィナステリドの値段の相場は、約8,000円です。

薬の価格は、皮膚科もAGAクリニックもそれほど変わりありません。

しかし、皮膚科の場合はジェネリックの取り扱いが少なく、先発品を服薬するケースが多いため、AGA治療の費用相場はクリニックよりも高い傾向にあります。

男性の薄毛治療は皮膚科でも十分？

薄毛になっている原因によって、十分な治療が受けられるか異なります。

まず、AGAが疑われる場合は、症状によっては皮膚科で十分な治療が受けられません。

皮膚科は服薬による予防や現状を維持する処置が基本となるため、より積極的に治療したい人にはAGA専門のクリニックがおすすめです。

一方、以下の症状は、皮膚科で十分な治療が可能です。

また、保険適用での治療が可能なケースがあるため、上記の場合は皮膚科へ相談しましょう。

AGA治療で後悔するのはどんなとき？

実際に治療を受けた人の口コミによると、以下の場合にAGA治療で後悔するとわかりました。

AGA治療は効果発現までに約3〜6ヶ月ほどかかります。

そのため、すぐに効果がでると思っていた人は、効果が出ずに後悔する場合があります。

また、進行性の脱毛症であるため、効果を感じたあとであっても、やめてしまうとフサフサの状態を保っている人はみられません。

中には、経済的に継続した治療が難しい人もいらっしゃるでしょう。

クリニックによって治療プランが異なるため、事前に自身が無理なく続けられるプランを探しましょう。

薄毛を皮膚科で治療する際はどんな薬が処方される？

皮膚科での薄毛治療では、主に下記の薬が処方されます。

これらは、日本皮膚科学会の発表したガイドラインによって定められた推奨度の高い薬です。

また、ジェネリックの取り扱いは少なく、先発医薬品となるため、AGAクリニックよりもコストがかかる場合があります。