育毛剤の効果の全て｜本当の効果から使うべき人の特徴まで

「育毛剤にはどんな効果がある？」
「育毛剤と発毛剤の違いは？」
「育毛剤の正しい使い方が知りたい」

薄毛や抜け毛で悩んでいる場合、上記のような悩みを持っている方は多いのではないでしょうか。

効果や使い方を知らないまま使ってしまうと、正しく効果を得られません。

また、育毛剤と発毛剤の違いを理解していない場合、効果を勘違いしてお金や時間を無駄にしてしまう可能性があります。

そこで、今回は育毛剤の効果から使い方、発毛剤との違いまで解説します。

育毛剤を使って悩みに正しくアプローチするためにも、最後までチェックしてください。

育毛剤に期待できる5つの効果

育毛剤に期待できるのは、主に髪の毛の育ちやすい土台づくりです。

以下のように細かく5つの効果が期待できます。

悩みにアプローチできるのか知るために、育毛剤に期待できる5つの効果を確認しましょう。

抜け毛の予防

抜け毛の原因のひとつとして、ジヒドロテストステロン（DHT）の過剰分泌があります。

育毛剤にはジヒドロテストステロンを抑制する成分が配合されているため、抜け毛の予防が期待できます。

ジヒドロテストステロン抑制効果のある成分はこちらです。

抜け毛予防として育毛剤を使用する場合、ジヒドロテストステロンの過剰分泌を抑える成分が配合されているか確認しましょう。

ふけ・乾燥の予防

基本的に育毛剤には保湿成分も配合されているため、ふけや乾燥の予防も可能です。

育毛剤に配合されている主な保湿成分には以下のようなものがあります。

また、育毛剤によっては天然由来の保湿成分を配合している商品もあります。

頭皮への刺激が気になる方には、天然由来成分配合の育毛剤や無添加と表記されている育毛剤がおすすめです。

かゆみ・炎症の予防

育毛剤には頭皮のかゆみや炎症を予防する効果も期待できます。

薄毛や抜け毛ではなく、頭皮のかゆみで悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

また、炎症している頭皮は健康な髪が生えにくい環境です。

そのため、かゆみや炎症を抑えることで、髪が育ちやすい環境を整えられます。

かゆみ・炎症を抑える働きのある成分には以下のようなものがあります。

かゆみ・炎症を抑えて逃避環境を整えるためにも、育毛剤を取り入れてみてください。

血行の促進

育毛剤で血行を促進することで、髪の毛が育つ栄養を毛根に届けられます。

血行促進を狙える成分には以下のようなものがあります。

育毛剤を塗布する際に、頭皮マッサージをすると血行促進の効果をさらに高められます。

頭皮の筋肉をほぐせるので、頭皮マッサージも併用してみてください。

髪の毛にハリ・コシを与える効果

育毛剤は髪の毛にハリやコシを与えたい方にもおすすめです。

毛母細胞を活性化させる成分が配合されていることにより、ハリ・コシのある髪の毛を育てる効果に期待できます。

毛母細胞活性化の働きがある成分はこちらです。

健康的な髪を育てるためにも、毛母細胞活性化させる成分が配合されているか確認しましょう。

育毛剤と発毛剤の違い

育毛剤と発毛剤の違いを正しく知らない方もいるのではないでしょうか。

ヒックスミノキシジル5などの発毛剤と育毛剤には、以下のような違いがあります

【育毛剤と発毛剤の違い】

	育毛剤	発毛剤
効果	抜け毛の予防	発毛を促す
分類	医薬部外品・化粧品	医薬品
おすすめな人	薄毛がそれほど進んでいない 将来の薄毛予防をしたい 頭皮環境を整えたい	髪の毛を増やしたい 薄毛進行で頭皮が目立つ 抜け毛が多い

育毛剤と発毛剤の違いに関して、詳しく解説するので参考にしてください。

医薬品としての分類

育毛剤は医薬部外品・化粧品、発毛剤は医薬品と薬機法で違う分類に分けられています。

医薬部外品・化粧品となる育毛剤は、薬局やドラッグストアで手軽に購入可能です。

また、発毛剤は医薬品に分類され、薬剤師がいるドラッグストアで購入できるものから医師の診断が必要なものまであります。

発毛促進効果の有無

育毛剤と発毛剤の大きな違いが発毛促進効果の有無です。

発毛剤には育毛剤にはない発毛促進効果が期待できる「ミノキシジル」が配合されています。

発毛剤に配合されているミノキシジルは、厚生労働省が唯一発毛成分として許可している成分です。

ミノキシジルには以下の効果が期待できます。

主に髪の毛の成長を促す毛乳頭細胞に働きかけ、ヘアサイクル（毛周期）を延長させる働きを持っています。さらに、毛乳頭細胞からつくられる「発毛因子」の産生を促したり、毛乳頭細胞そのものを増殖させる働きもあることから、ミノキシジルは発毛を促す成分として位置づけられています。

ーAGAヘアクリニック

発毛効果を狙いたい方には発毛剤がおすすめです。

副作用の発症リスク

発毛剤と育毛剤のどちらも副作用発症のリスクはあります。

育毛剤は医薬部外品なので発毛剤よりも副作用のリスクは低めですが、以下のような症状が出る可能性があります。

また、発毛剤に配合されているミノキシジルは薄毛改善効果が期待できますが、以下のような副作用も報告されている成分です。

これらの副作用が出た場合、すみやかに医師に相談することが望ましいです。

育毛剤の副作用に関する詳細は、別の記事で紹介しています。

育毛剤を使うべき人の特徴とは？

薄毛が気になり始めているが

• 「本当に自分が育毛剤を使用すべきなのか分からない」
• 「まだ育毛剤を使用しなくても問題ないのではないか」

と育毛剤の使用を悩んでいる方もいるでしょう。

ここでは育毛剤を使うべき人の特徴を3つご紹介します。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

髪をボリュームアップしたい人

髪の本数は少なくないが、薄毛が気になってきたという方には育毛剤の使用をおすすめします。

育毛剤には、毛母細胞を活性化する成分が配合されています。毛母細胞とは髪の成長を促す細胞であり、分裂・増殖することで髪の毛となるのです。

つまり、毛母細胞を活性化させれば、髪の毛1本1本を太くしてハリを与えられるのです。

髪の本数が増えなくても、育毛剤の効果でボリュームアップが期待できます。

そのため、育毛剤を選ぶ際は、毛母細胞が活性化する成分が配合されているものを選びましょう。

抜け毛を減らしたい人

育毛剤には血行促進作用があるため、抜け毛予防効果が期待できます。抜け毛が増えてきたと感じるなら、早めに育毛剤の使用を始めましょう。

育毛剤は、残っている髪の毛を強くして頭皮のコンディションを整えてくれるため、髪の毛が抜け落ちにくくなります。

ただ、抜け毛によって頭皮が見えてきて気になる人は、新しい髪の毛を生やす効果のある発毛剤を使用した方がいいかもしれません。

育毛剤は、あくまでも今以上の抜け毛を防ぐという対策に使用しましょう。

育毛シャンプーがいい場合も

薄毛や抜け毛が気になるわけではないけど簡単に抜け毛予防がしたいという方は、育毛剤を使う必要はないかもしれません。

頭皮環境を清潔にしていれば毛髪の健康状態を保てるため、薄毛・抜け毛の予防になるからです。

現段階で薄毛・抜け毛が気になっていないのであれば育毛シャンプーで十分でしょう。

また、育毛シャンプー（医薬部外品）、育毛剤（医薬部外品）、発毛剤（一般用医薬品）は、育毛効果が強くなるほど値段と副作用のリスクが上がります。

育毛剤と発毛剤に共通する副作用は以下のとおりです。

発毛・育毛の促進作用が強くなる分、副作用のリスクも高まります。まだ薄毛・抜け毛が気になっていなくて、予防が目的なら育毛シャンプーの利用がおすすめです。

おすすめの育毛シャンプーは現在多くの種類が発売されていますので、自分にあったシャンプーで早めの予防対策をしてきましょう。

育毛剤をおすすめできない男性・女性の特徴

薄毛や抜け毛が気になる方の中には、育毛剤の使用を推奨できない人もいます。

ここでは、育毛剤をおすすめできない人の特徴を3つご紹介します。

それでは、それぞれ見ていきましょう。

AGA・薄毛治療が必要な人

AGA・薄毛治療が必要な方は、育毛剤の使用ではなく専門家の治療を受けることをおすすめします。

AGA（男性型脱毛症）は、年齢に関係なく成人男性なら誰でも発症する可能性があります。

また、遺伝的要素が強いといわれており、その遺伝子を持っている限りAGAを発症するといっていいでしょう。

とくに、AGAは進行性の脱毛症です。一度発症すると、適切な治療をしない限り薄毛の改善は難しいでしょう。

早期対策が肝心であり、早く治療を受けた方が効果を実感できます。

「頭頂部が薄くなってきた」「額が広くなってきた」という方はAGAの可能性があるので、気になる方は専門家の治療を受けましょう。

発毛剤と併用を考えている人

結論からいうと、育毛剤と発毛剤の併用はおすすめできません。理由は以下の2つです。

育毛剤と発毛剤は違う効果を持っています。

同時に使うと吸収率が上がったり、相性が悪い成分が混ざったりして逆に本来の効果を発揮できない可能性があります。

育毛剤と発毛剤の併用を考えていた方は、どちらか片方のみを使用するようにしてください。

今生えている髪の毛をより健康に維持したい方は育毛剤を、頭皮が目立っており新たに髪の毛を生やしたい方は発毛剤を使用しましょう。

男性向けに作られたおすすめの発毛剤は多く販売されています。成分や効果を確認し、自分にあった商品から試しみてください。

今すぐ薄毛を改善したい人

今すぐ薄毛を改善したい方に、育毛剤の使用は向いていません。

なぜなら、育毛剤に即効性はないからです。育毛剤の効果を感じられるのは3ヶ月間使用を続けてからといわれています。

しかも、育毛剤自体に髪を生やす効果はありません。

髪にハリとコシを与え、ボリュームアップすることが目的なので、育毛剤の効果が効いてきたとしても、薄毛が進行している方にとっては効果を感じられないでしょう。

料金が安いAGAオンライン診療可能なおすすめクリニックについては別の記事でも解説してます。

育毛剤の効果を上げる正しい使い方

いざ育毛剤を使い始める際には、育毛剤の正しい使い方を知っておく必要があります。

そこで、ここでは育毛剤の効果を上げる正しい使い方を紹介します。

ステップごとに解説するので、利用するときの参考にしてください。

洗髪して頭皮の汚れを落とす

基本的に育毛剤は洗髪した後の状態での使用がおすすめです。

汚れを落とした状態で使用することで、育毛剤成分の浸透力アップを狙えます。

また、洗髪する際には指の腹を使い、刺激を与えないように意識しましょう。

ドライヤーで髪の毛を乾かす

洗髪後は育毛剤を塗布する前にドライヤーで乾かします。

乾かしすぎると頭皮や髪の乾燥につながるため注意しましょう。

ドライヤーを近づけすぎると頭皮や髪の毛にダメージを与えるため、近づけすぎにも注意してください。

また、乾かすのは7～8割程度（触って軽く湿り気を感じる程度）がおすすめです。

完全に乾くと育毛剤が塗りにくくなってしまうため、適度に乾いた状態でドライヤーはやめましょう。

育毛剤を分け目などに塗布

育毛剤は分け目をつくりながら、薄毛が気になる部分を中心に塗布します。

髪に塗るのではなく、頭皮に直接塗布しましょう。

分け目をつくる際に、髪を引っ張ったり爪を立てたりしてダメージを与えないように注意してください。

マッサージしながら成分を浸透させる

育毛剤を塗布した後は、指の腹を使って頭皮マッサージをしましょう。

頭皮マッサージをすることで血行促進され、育毛剤の浸透力アップを狙えます。

力を入れすぎたり爪を立てたりすると、頭皮を傷つけてしまうので注意してください。

頭皮マッサージの後は育毛剤を自然乾燥させます。

ドライヤーで育毛剤を乾かすと、薬効成分が蒸発して効果を実感できない可能性があります。

市販の育毛剤は効かない？効果がない場合に考えられる原因

「市販の育毛剤を使っても効果がなかった」という口コミを見たことがある方もいるのではないでしょうか。

効果がなかったと感じる多くの方が、育毛剤に発毛効果があると間違えている可能性があります。

また、効果がない場合は以下のような原因が考えられます。

ひとつずつ紹介するのでチェックしてください。

使用する用量が間違っている

育毛剤の商品によって適切な用量は異なります。

適切な用量より少なすぎると効果が実感できなかったり、多すぎると炎症やかゆみなど副作用を引き起こす可能性があります。

そのため、使用する際はメーカーが推奨している用量を確認しましょう。

短期間しか使用していない

育毛剤の効果を実感するためには一定期間の継続が必要です。

基本的に育毛剤の効果を実感するまでには3～6ヶ月が必要だとされています。

そのため、使い始めてすぐに「効果がない」とやめるのではなく、継続的に使用することを意識しましょう。

頭皮に合っていない

ある程度の期間継続しても効果を実感できない場合、育毛剤が頭皮に合っていない可能性があります。

育毛剤といってもメーカーによって配合されている成分が違い、乾燥している人向け・炎症している人向け・皮脂が多い人向けなどさまざまです。

そのため、頭皮の乾燥が気になる方が保湿成分の少ない育毛剤を使用すると、なかなか効果を実感できない可能性もあります。

そのため、自分の頭皮環境や髪質を知ってから、育毛剤の種類を選択すると効果的です。

期待している効果を間違えている

育毛剤に期待している効果を間違えている場合もあります。

「育毛剤を使用すると髪が生えてくる」と考えている方もいるのではないでしょうか。

育毛剤に発毛効果はなく、発毛効果を期待するのであれば取り入れるべきは発毛剤です。

あくまでも育毛剤に期待できるのは、髪が育ちやすい土台づくりです。

正しい効果を得るためにも、育毛剤と発毛剤を間違えないようにしましょう。

自分に合った育毛剤を選ぶポイント

前述しているように、効果を得るためには自分に合った育毛剤を選ぶことがポイントです。

育毛剤を選ぶときは以下のポイントを意識してください。

それではひとつずつポイントを解説していきます。

育毛に有効な成分が入っているか

ひとつめに紹介するポイントは、育毛に有効な成分が入っているかどうかです。

育毛剤に配合される主な有効成分はこちらの表を参考にしてください。

狙える効果	成分
血行促進	センブリエキス パンテノール 酢酸DL-α-トコフェロール
毛母細胞活性化	ペンタデカン酸グリセリド t-フラバノン アラントイン リデンシル パントテニルエチルエーテル
かゆみ・炎症を抑える	グリチルリチン酸ジカリウム イソプロピルメチルフェノール グリチルリチン酸
保湿成分	D-パントテニルアルコール ホホバオイル 冬虫夏草エキス

表内の成分以外にも、メーカー独自の開発成分を配合している育毛剤もあります。

メーカーごとにこだわりの成分が異なるため、事前にホームページを参考に確認しましょう。

無理なく続けられる価格か

育毛剤の効果を実感するには継続が必要なので、無理なく続けられる価格なのかも決める際のポイントです。

高級な育毛剤を1ヶ月使用したからといって、効果をすぐに実感できるというわけではありません。

高い育毛剤を選ぶと、出費の問題によって途中でやめてしまう場合もあります。

そのため、続けられる価格の育毛剤を継続することが必要です。

また、メーカーによっては定期購入で契約すると割引が適用され、お得に購入できる場合もあるのでチェックしましょう。

使いやすさは問題ないか

育毛剤を薄毛が気になる部分に塗布しなければ効果を実感できないため、使いやすさも選ぶ際のポイントです。

育毛剤は形状に違いがあり、スプレータイプやノズルタイプがあります。

初心者で使いやすい育毛剤を探している方にはスプレータイプ、薄毛が気になる部分にピンポイントで塗りたい方にはノズルタイプがおすすめです。

また、不快感なく使い続けるためにも、香りや液ダレに関しても口コミなどで確認しておきましょう。

本当に効果のある育毛剤は？おすすめ5選を紹介！

育毛剤といってもさまざまな種類があり、迷う方も多いのではないでしょうか。

そこで、ここでは育毛剤のおすすめ5選を紹介します。

【おすすめ育毛剤5選】

※表内の金額は全て税込
※(注1)2023円4月5日出荷実績
※(注2)独自の方法で製造した特別な卵黄リゾホスファチジルコリン（頭皮保護成分）

また、女性におすすめな育毛剤は別記事で紹介しているので、薄毛が気になる女性はチェックしてみてください。

ニューモ

CHAPUP（チャップアップ）

REDEN（リデン）

薬用育毛剤アルガス集中ケアセット

ケフトルEXプレミアム

育毛剤の効果でよくある質問

ここでは、育毛剤の効果に関するよくある質問を紹介します。

育毛剤を使用する前に、疑問点や不安点を解消しましょう。

育毛剤はドラッグストアのものもおすすめできる？

ドラッグストアの育毛剤だから効果を実感できないということはありません。

市販されているリーズナブルな育毛剤も多いため、コスパよく続けたい方や初心者で手軽なものから始めたい方におすすめです。

ドラッグストアは気軽に手に入りやすいのが魅力です。

市販の育毛剤にミノキシジルは含まれている？

市販の育毛剤にミノキシジルは含まれていません。

市販だからというわけではなく、育毛剤にミノキシジルは配合されていません。

発毛効果が期待できるミノキシジルが配合されているのが発毛剤です。

薄毛に一番効く薬は？

個人差や薄毛の進行度合いによって異なるため、薄毛に一番効く薬は一概にこれとはいえません。

薄毛が進行している方には、ミノキシジルがおすすめです。

また、AGAが進行している方には、フィナステリドやデュタステリドも推奨されています。

症状によって異なるため、一度医師に相談するのもおすすめです。

発毛剤がおすすめなのはどんな人？

発毛剤がおすすめなのは以下のような人です。

育毛剤で効果を実感できなかった人にも発毛剤はおすすめです。

絶対生える男性向け発毛剤はある？

誰が使用しても絶対生える発毛剤というものはありません。

発毛剤による効果には個人差があります。

発毛剤によって配合されている成分が異なるため、気になる症状にアプローチできる成分が含まれているのか確認しましょう。