AGAは発症したら終わりと言われる理由｜治療は一生続く？後悔しないための対策も紹介

「AGAが発症したら終わりなの？」
「AGA治療はいつまで続けるべき？」
「AGAは治らないの？」

最近、抜け毛や薄毛が気になってきた方は、上記のような疑問を抱かれているのではないでしょうか。

AGAは進行性の症状であるため、発症したら終わりとも言われています。

AGAが完治することはないので、抜け毛や薄毛を防ぐには長期継続的な治療が大切です。

しかし、AGA治療にはやめ時も存在します。

この記事では、AGA治療のやめ時や減薬のタイミング、注意点を解説するのでぜひ参考にしてください。

AGAが発症したら終わりと言われるのはなぜ？

AGAが発症したら終わりと言われているのは、以下3つの理由があります。

AGAは、進行性の症状であるため、自然に完治することはありません。

また、AGA治療には費用がかかりますが治療をやめれば元の薄毛に戻っていくので、お金を払い続けてでも治療は継続する必要があります。

以下では、AGAが発症したら終わりと言われている理由をそれぞれ解説するのでぜひ参考にしてください。

発症すると自然にAGAが治した人はいないため

AGAは発症すると自然に治ることはありません。

また、AGA治療で完治することもないため、抜け毛や薄毛の症状を抑えるためには、治療を行う必要があります。

放置しておくと、AGAが進行し抜け毛や薄毛の症状が悪化するので注意しましょう。

AGAが発症したら、治療を余儀なくされるので悲観的に考える方が多く存在します。

AGA治療は継続する必要があり費用がかかるため

AGA治療は、治療開始から効果が出るまでに最低でも3〜6ヶ月程度はかかります。

これは、AGA治療がヘアサイクルの改善を促すことで抜け毛や薄毛を防いでいるからです。

治療を長期間継続することになるので、その分費用もかかります。

かかる費用はクリニックや治療薬によって異なるものの、1ヶ月あたり10,000円程度が平均といえるでしょう。

AGA治療をやめると元の薄毛に戻っていくため

AGAは、治療をやめると元の薄毛の状態に戻ってしまいます。

これは、前述のとおりAGA治療がヘアサイクルの改善をもって薄毛や抜け毛を防いでいるからです。

治療をやめると徐々にヘアサイクルが悪化していき、健康的な髪の毛が育たなくなります。

その結果、徐々に薄毛の状態に戻っていくのでAGA治療に手応えを感じた場合でも、引き続き治療を継続することが大切です。

AGAが発症しやすい人の特徴や抜け毛の原因

AGAが発症しやすい人には、いくつか特徴があります。

主に、AGAは遺伝的要素が絡んでいると言われており、親がAGAを発症した場合は自分もAGAを発症する可能性が高まります。

ここでは、AGAが発症しやすい人の特徴をAGA発症のメカニズムを交えながら解説するので、ぜひ参考にしてください。

遺伝的要素によってAGAが発症しやすい

AGAは、遺伝的要素によって発症しやすくなると言われています。

理由は、男性ホルモンレセプターの感受性と5aリダクターゼの活性度が、親から子へ遺伝するからです。

まず、AGAの原因は男性ホルモン「テストステロン」と「5aリダクターゼ」が結合し、「ジヒドロテストロン」が発生することにあります。

男性ホルモンレセプターの感受性や5aリダクターゼの活性度が高いと、AGAを発症しやすくなると言われており5aリダクターゼの活性度は有性遺伝、男性ホルモンレセプターの感受性は隔世遺伝します。

とくに男性ホルモンレセプターの感受性は、母方の家系から遺伝しやすいため母方の家系にAGAの発症者がいる方は注意が必要です。

AGA発症のメカニズム

画像引用：東京上野クリニック

AGAが発症する原因は、前述のとおり、男性ホルモン「テストステロン」と「5aリダクターゼ」が結合し、「ジヒドロテストロン」が発生することがきっかけです。

その後、ジヒドロテストロンと男性ホルモンレセプターが結合し、脱毛因子であるTGF-βの量が増加します。

TGF-βの量が増加すると、髪の毛が抜けるようシグナルが出るので健康的な髪の毛が育たなくなり、薄毛や抜け毛の症状が現れる仕組みです。

AGA治療の種類や使用される薬剤

AGA治療には、投薬治療・注入治療・自毛植毛の3種類の治療法があります。

なかでも、投薬治療は、最も身体への負担や費用負担が少ないのでAGA治療を開始する方は投薬治療から始めるのがおすすめです。

AGAの投薬治療に使用される薬剤の代表例として以下の3つがあります。

ここでは、AGAの投薬治療に使用される3つの薬剤をそれぞれ紹介するのでぜひ参考にしてください。

フィナステリド（プロペシア）

フィナステリド（プロペシア）は、世界60カ国以上の国で販売されている錠剤タイプの内服薬です。

主成分である「フィナステリド」が、抜け毛進行の原因であるジヒドロテストロン（DHT）の発生を抑制することで、抜け毛を予防できます。

AGA治療に有効である一方、副作用のリスクが伴う点には注意が必要です。

男性機能低下や肝機能障害の症状を感じたら、速やかに服用を中止してください。

デュタステリド（ザガーロ）

デュタステリド（ザガーロ）は、元々前立腺肥大症患者向けに開発された治療薬でしたが、AGA治療に有効な効果を示したため、AGA治療薬として開発・承認された薬です。

フィナステリド（プロペシア）と同様に、5aリダクターゼの効果を阻害してジヒドロテストロン（DHT）の発生を抑制します。

しかし、デュタステリド（ザガーロ）は、5aリダクターゼのI型とII型の両方に作用するので、抜け毛予防に高い効果を発揮するのが特徴です。

その分、費用や副作用のリスクが高まるので、費用や効果のバランスをみながら自身に適した治療薬を選択しましょう。

ミノキシジル

ミノキシジルは、世界90か国以上で承認され、厚生労働省も発毛効果を認めている信頼度の高いAGA治療薬です。

血行促進作用と毛母細胞を活性化させる作用があるため、ヘアサイクルが改善し発毛や薄毛予防に効果を発揮します。

ミノキシジルは、フィナステリド（プロペシア）やデュタステリド（ザガーロ）と異なり、発毛効果を認められているのが最大の特徴です。

その分、費用や副作用のリスクは高まりますが、発毛に有効な効果を発揮するので薄毛が気になる方はミノキシジルの服用を検討すると良いでしょう。

処方される前には、ミノキシジルの効果と副作用について医師の説明をしっかり聞いてから判断してください。

AGA治療は一生続ける必要がある？やめどきや減薬のタイミング

AGA治療をやめると再び進行するため、一生続ける必要があるのでしょうか。

結論から述べると、AGA治療は年齢や環境の変化などにより、継続が不要と判断されれば、やめても問題ありません。

また、医師と相談して減薬するのも1つの手段といえるでしょう。

ここでは、AGA治療のやめ時や減薬のタイミングを紹介します。

治療の継続が不要と判断できるケース

まずは、治療の継続が不要と判断できるケースを紹介します。

治療の継続が不要と判断できるケースは、以下2つのケースです。

それぞれケースを紹介するので、AGA治療のやめ時が気になる方は、ぜひ参考にしてください。

年齢や環境の変化により続ける必要がなくなった

AGA治療は、年齢や環境の変化により続ける必要がなくなるケースもあります。

具体的には、年齢を重ねて周りに薄毛の人が増えてきたので自分の薄毛が気にならなくなるケースです。

また、感覚でやめ時を判断するのが難しければ、「60歳になるまで」や「子どもが就職するまで」など、具体的な目標を事前に立てるとよいでしょう。

一定の発毛効果があり医師と相談して減薬する

AGAの治療で、一定の発毛効果を感じた場合は、医師と相談して減薬するのがおすすめです。

治療薬を減薬すれば、費用負担が軽くなり副作用のリスクも低くなります。

ここで注意したいのが、減薬は医師の判断を仰いでから行うということです。

自己判断で減薬すると、再びAGAが進行する原因にもなるので注意しましょう。

継続が困難となるケース

続いて継続が困難となるケースを紹介します。

AGA治療の継続が困難となるのは、以下2つのケースが考えられます。

AGA治療の継続が困難となるケースを事前に理解し、AGA治療の途中離脱を防ぎましょう。

副作用で日常生活に支障が出て継続できない

副作用の症状を感じた場合は、速やかにAGA治療薬の服用を中止しなければならないため、治療を継続できません。

副作用の症状を無視したまま、AGA治療薬の服用を続けるのは危険行為なので絶対にやめましょう。

副作用の症状として考えられるのは、男性機能の低下や肝機能障害などです。

また、頭皮のかゆみを感じる場合もあります。

AGAの専門医に相談すれば、代替治療薬の提案や治療法の変更を行ってくれるので副作用を感じたら医師に相談することが大切です。

経済的負担が大きくて継続できない

AGA治療は、毎月一定の費用を支払う必要があるため、経済的負担に耐えられず治療を断念してしまう方が多く存在します。

また、AGA治療には医療保険が適用されず、全額自費になるのも経済的負担が大きい理由の1つです。

AGA治療にかける費用を安く済ませたいのであれば、ジェネリック医薬品を処方してもらうのがおすすめです。

フィナステリドやデュタステリドがジェネリック医薬品に該当するので、AGAの治療費を抑えることができます。

後悔しないために知っておきたいAGA治療のデメリットと対策

AGA治療は、抜け毛や薄毛の症状を改善できる一方で、デメリットもいくつかあります。

AGA治療のデメリットは以下の2つです。

以下ではAGA治療のデメリットとその対策を紹介します。

AGA治療で後悔しないよう、デメリットや対策を事前に把握しておきましょう。

AGA治療には副作用があることを知っておく

AGA治療には副作用のリスクが存在します。

主な副作用は以下のとおりです。

発症する可能性のある副作用は、治療薬によって異なります。

AGA治療を開始する際は、治療薬の注意書きや医師の説明を聞き、副作用のリスクについて事前に把握しておきましょう。

金銭的負担が大きくなるため平均相場を知っておく

AGAの治療は、医療保険の適用範囲外であるため金銭的な負担が大きくなります。

また、AGAの治療は自由診療であることからクリニックによって治療費用が異なる点に注意しましょう。

AGA治療の費用相場は、以下のとおりです。

AGA治療の相場を理解し、金銭的負担をできる限り軽くしましょう。

薄毛の原因がAGA以外の可能性もあるため医師の診断を受ける

AGA治療は、AGA以外の脱毛症には効果がありません。

薄毛の原因はAGA以外にも以下のケースがあります。

薄毛の原因がAGAでない場合は、AGA治療を行っても時間やお金を無駄にしてしまうため、必ず医師の診断を受けましょう。

AGA以外の脱毛症なら改善する？原因や対策を紹介

AGA以外の脱毛症は、主にストレスが原因で起こります。

ストレスが原因の脱毛症であれば、生活習慣を見直すことで改善する可能性があります。

ここでは、ストレスが原因で薄毛や抜け毛が起こる理由、その改善方法を紹介するのでぜひ参考にしてください。

ストレスが原因で薄毛や抜け毛が起こる理由

ストレスが原因で薄毛や抜け毛が起こる理由は、主に3つ存在します。

それぞれの理由について詳しくみていきましょう。

ホルモンバランスの乱れ

人は、ストレスを感じることでホルモンバランスが乱れます。

これは、幸せホルモンとも呼ばれる「セロトニン」の分泌量が減るからです。

セロトニンの分泌量が減ると「アドレナリン」や「ドーパミン」などの、神経伝達物質が優位に働くようになります。

ホルモンバランスが乱れると、ヘアサイクルの成長期が短くなり髪の毛が抜けやすくなる仕組みです。

自律神経のバランスが乱れる

自律神経のバランスが乱れることも、ストレスによる脱毛と深い関係があります。

まず、自律神経は血管の収縮にかかわっています。

自律神経が乱れれば、毛根部分に流れる血液の循環が悪くなり、健康的な髪の毛が育たなくなる仕組みです。

また、衝動的に自分の毛を抜いてしまう「抜毛症」を発症することも、ストレスによる脱毛の原因と考えられています。

睡眠の質が低下する

睡眠の質が低下することも、ストレスによる脱毛を引き起こします。

理由は、睡眠の質が低下することで、髪の毛の成長に必要な成長ホルモンが十分に分泌されないからです。

睡眠の質は「何時間寝たか」よりも「どれだけ深い眠りについたか」が重要と言われています。

ストレスによる薄毛や抜け毛の改善方法

ストレスによる薄毛や抜け毛の改善方法としては、以下3つの方法が有効です。

以下で、それぞれの方法を詳しくみていきましょう。

食生活の改善

ストレスによる薄毛や抜け毛の改善には、食生活の改善が有効です。

具体的には、タンパク質・ビタミン・ミネラルの3つの栄養素を積極的に摂取しましょう。

それぞれの栄養素が含まれている食材は以下のとおりです。

食生活を見直して、ストレスによる脱毛を改善しましょう。

十分な睡眠

ストレスによる薄毛や抜け毛を改善するためには、十分な睡眠をとる必要があります。

できれば、1日8時間以上の睡眠を心がけ、時間が取れない場合は昼寝するのもよいでしょう。

また、睡眠時間はただ長い時間確保すればよいわけではありません。

睡眠の質に注目し、以下のような対策が有効です。

十分な睡眠を確保し、ストレスによる脱毛を改善しましょう。

育毛剤や育毛シャンプーを使う

育毛剤や育毛シャンプーを使うことで、頭皮環境の改善に期待できます。

頭皮環境が改善されれば健康的な髪の毛が育ちやすくなり、抜け毛や薄毛を改善できる仕組みです。

また、多く販売されている育毛剤おすすめ商品や育毛シャンプーもおすすめで、これらは医薬部外品であるため医師による処方が必要ありません。

ドラッグストアで市販されているので、手に入りやすいのが魅力です。

AGA治療が可能なクリニックの選び方

AGA治療を行っているクリニックは、数多く存在しますが、それぞれ提供している治療法や料金が異なります。

そして、AGAクリニックを選ぶ際は以下3つの点に注目することが大切です。

AGA治療は、長期継続することが重要であるため、クリニックの通いやすさや費用負担の軽さはとくに重要です。

以下では、それぞれのポイントを解説するのでぜひ参考にしてください。

継続できる料金体系のクリニックか

AGAの治療は、金銭的負担に耐えられなくなったことが原因で治療をやめてしまう方が多く存在します。

したがって、AGAクリニックを選ぶ際は継続できる料金体系であることを確認することが大切です。

AGA治療の費用や内容は、各クリニックの公式ホームページに記載があるので事前に確認しておきましょう。

保証制度はついているか

クリニックによっては、AGA治療に効果を感じなかった患者に対し、治療費を全額返金する保証制度を用意しています。

保証制度があることで、たとえAGA治療に効果を感じなかった場合でも、治療にかけた費用が無駄にならないので安心です。

しかし、保証制度の利用には注意点もあります。

保証制度の適用条件はクリニックによって異なるものの、ほとんどが「担当医師と患者の双方において治療効果がないと認めた」ことが条件になっています。

それでも、保証制度があることで安心してAGA治療を行えることに変わりないので、初めてAGA治療を受ける方ほど保証制度の有無に注目しましょう。

オンライン診察対応のクリニックか

仕事やプライベートが忙しく、通院の手間を省きたい方はAGAオンライン診察可能なクリニックを選ぶとよいでしょう。

スマホやPCがあれば、ビデオ通話などで診察を受けられ、治療薬は郵送されるので、手間や時間がほとんどかかりません。

また、オンライン診察を専門に行っているクリニックは人件費やスペースのコストを削減している分、治療費が安いのも魅力です。

オンライン診察の利用を検討している方は、オンライン診察対応の有無をチェックしましょう。

継続しやすい｜AGA治療が安いおすすめオンラインクリニック3選！

ここでは治療費が安い、AGAオンライン診療可能なおすすめクリニックを3院紹介します。

それぞれの料金や特徴を詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてください。

※表内の金額は全て税込
「PR」※CLINIC FORの情報提供元：CLINIC FOR

予防プランの定期配送が初月無料｜クリニックフォア

診察料0円で気軽に相談できる｜DMMオンラインクリニック

発毛プランの治療費が安い｜スマクリ

AGA治療に関するよくある質問

最後に、AGA治療に関するよくある質問を5つ紹介します。

それぞれの質問に対し、一問一答形式で回答していくのでぜひ参考にしてください。

AGA治療の終わり方は？

AGA治療は「60歳になったらやめる」など、具体的なゴールを設定してやめるのがおすすめです。

環境や年齢の変化により、自身の薄毛が気にならなくなったタイミングでAGA治療をやめるとよいでしょう。

AGAは完治するの？

AGAは、進行性の症状であるため完治することはありません。

治療をやめれば、再び薄毛や抜け毛の症状が進行するので、AGAは完治しないとも言われています。

ミノキシジルは何ヶ月続けると効果が実感できる？

ミノキシジルは、6ヶ月継続することでほとんどの方が効果を実感しています。

ヘアサイクルを徐々に改善していくことで、発毛効果を発揮する仕組みであるため、長期間継続利用することが大切です。

AGA治療が必要な抜け毛の特徴とは？

AGA治療が必要な抜け毛には、以下のような特徴があります。

抜け毛にこのような特徴を感じたら、AGAの可能性が疑われるので、早めにAGAの専門医に相談しましょう。

20代でもAGAは発症する？

AGAは20代でも発症します。

生え際が後退し、頭頂部の髪の毛が薄くなってきたらAGAのサインなので、早めにAGAクリニックを受診しましょう。