プロペシアをやめてよかった3つの理由｜やめどき＆やめた後の代替治療案も解説

「プロペシアをやめるとどうなるの？」
「プロペシアをやめた人の声を知りたい」

プロペシアをこれから始めようとしている人・やめようと考えている人の中には、このような悩みを持っている人もいるのではないでしょうか。

やめることでメリットやデメリットはあるのか、知っておくべきポイントがあるのか気になりますよね。

そこで、この記事ではプロペシアをやめた人の口コミや変化を紹介します。

プロペシアをやめた後のことで悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。

プロペシア(フィナステリド)をやめてよかった3つの理由

プロペシアをやめた人が「やめてよかった」と感じる3つの理由から紹介します。

薄毛治療のためにプロペシアを服用している中で、多くの人が金銭的負担や副作用のリスクをストレスに感じています。

そのため、プロペシアをやめることによってストレスがなくなる人もいるようです。

それでは、服用を中止した人がやめてよかったと感じる3つの理由をひとつずつ確認しましょう。

金銭的な負担が軽くなる

プロペシアの処方は保険適用外なので、全額自己負担となります。

また、AGA治療は継続する必要があるため、数ヶ月続けて終わりということではありません。

内服を中止するとプロペシアによって得られていた効果は消失してしまいます。

プロペシアは月々8,000円程度かかり、1年で約96,000円と大きな負担です。

プロペシアをやめることで毎月の高い費用がなくなるため、金銭的負担がなくなりメリットを感じる人もいます。

副作用のリスクから解放される

プロペシアの服用をやめることで、AGA治療の副作用リスクから解放されるといった点もメリットのひとつです。

服用によって起こり得る副作用には以下のようなものがあります。

日本でプロペシアの製造・販売を行っているオルガノン株式会社の報告文書によると、最も発症率が高いのは1～5％で男性機能低下とのことです。

服用中に発症した副作用は、プロペシアの服用を中止することで回復するとされています。

効果が得られないことに対する焦りがなくなる

プロペシアを服用していても、なかなか効果が実感できず焦っている人もいるのではないでしょうか。

継続するためにかかる金銭的負担も大きいため、効果が出ずストレスを感じている人は少なくありません。

プロペシアをやめることで効果が得られないことに対するストレスや焦りがなくなり、やめてよかったと感じる人も多いようです。

そもそもプロペシアとは？基本情報をおさらい

これからプロペシアを始めようとしている人の中には、そもそもどんな薬なのか詳しく知らない人もいるのではないでしょうか。

そこで、ここでは以下のポイントについて解説します。

安心して服用するためにも、プロペシアを始める前にどんな薬なのかチェックしておきましょう。

プロペシアは日本で認可されているAGA治療薬

プロペシアは日本で認可済みのAGA治療薬であり、抜け毛を予防するタイプの薬です。

AGA治療薬にはプロペシアと同じ抜け毛を予防する薬と、発毛タイプの薬があります。

名称	プロペシア	ザガーロ	ミノキシジル
主成分	フィナステリド	デュタステリド	ミノキシジル
効果	抜け毛予防	抜け毛予防	発毛促進
副作用	男性機能低下 抑うつ症状 肝機能障害 アレルギー症状	男性機能低下 肝機能障害 頭痛 抑うつ症状 アレルギー症状	初期脱毛 多毛症 肝機能障害 動機・息切れ むくみ

ザガーロも抜け毛予防に効果的な治療薬ですが、プロペシアの方が副作用のリスクが少ないため続けやすいでしょう。

また、ミノキシジルはプロペシアやザガーロとは違い、発毛促進効果が期待できる治療薬です。

このようにAGA治療薬といっても効果が違うので知っておきましょう。

プロペシアの有効成分はフィナステリド

先ほども紹介しましたが、プロペシアの有効成分はフィナステリドです。

「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン」では、フィナステリドについて推奨度Aで「男性型脱毛症にはフィナステリドの内服を行うよう強く勧める」と記されています。

フィナステリドはテストステロンをジヒドロテストステロン（DHT）に変換するII 型5-α還元酵素を阻害し、AGAの進行を抑制します。

II 型5-α還元酵素の働きを阻害することにより、ヘアサイクルの短期化を防ぐことが可能です。

男性機能や肝機能に関する副作用が起きることもある

プロペシアの服用により男性機能低下を中心として、肝機能や抑うつ症状に関する副作用が起こる可能性があります。

「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン」には、以下のように記されています。

重要な副作用として，頻度は明らかではないが，まれに肝機能障害があらわれることがある

ー引用元：男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン

抜け毛予防の効果が期待できる治療薬ですが、副作用のリスクがあることも知っておきましょう。

また、プロペシア服用による副作用は、中止することで回復するとされています。

参考元：男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン

プロペシア（フィナステリド）をやめた人の口コミや体験談

ここでは、プロペシアを実際にやめた人の口コミや体験談をみていきましょう。

プロペシアをやめた人のリアルな体験談を知ることで、「プロペシアをやめた後どうなるのか」という疑問を解決する参考になるはずです。

クラウドサービスで利用者を対象に実施したアンケートの内容や、ネット上の口コミを踏まえてお伝えしていきます。

プロペシアをやめて良かった口コミや体験談

まずは、プロペシアをやめて良かったと答えている利用者の口コミや体験談からみていきましょう。

プロペシアをやめたことで副作用の症状が改善されたことに喜びを感じる方が多い印象です。

*口コミの効果は個人差があり、効果を保証するものではありません。

プロペシアをやめて悪かった口コミや体験談

続いて、プロペシアをやめて悪かった口コミや体験談を紹介します。

プロペシアをやめたことで、再びAGAが進行してしまったことに後悔している利用者が多い印象です。

さらにネット上では以下の意見もありました。

フケが必要以上に出て頭皮が痒くなった

男性

プロペシアを服用しているときは出ていない症状なので、服用中止が関係しているのではないかと考えているようです。

抜け毛が以前より増えた

プロペシアの服用をやめた際に抜け毛が以前より増えたと感じる人もいました。

プロペシアは抜け毛予防ができる治療薬ですが、服用を中止すると元の状態に戻ってしまうのが一般的です。

そのため、他の治療を始めない場合は抜け毛が進行してしまう可能性があります。

服用を再開してもすぐに効果が出るわけではないので、実感するまでには数ヶ月必要です。

*口コミの効果は個人差があり、効果を保証するものではありません。

髪全体のボリュームが低下した

プロペシアをやめて髪全体のボリュームが低下したという声もありました。

プロペシアをやめることで抜け毛が進行し、ボリュームが低下してしまいます。

服用中止によって抜け毛やボリュームが低下が進行した場合、予防するためには服用再開や他の治療が必要です。

*口コミの効果は個人差があり、効果を保証するものではありません。

やめる場合はメリット・デメリットを理解してから

プロペシアをやめる場合、メリットとデメリットがそれぞれ存在します。

プロペシアをやめた場合は、費用負担からの解放や副作用の症状が回復することが大きなメリットといえるでしょう。

しかし、再びAGA（男性型脱毛症）の症状が進行してしまうことも忘れてはいけません。

プロペシアをやめてから後悔しないよう、プロペシアをやめるメリット・デメリットを考慮した上で、慎重に判断することが重要です。

プロペシア（フィナステリド）のやめどき

プロペシアは服用をやめると元の状態に戻ってしまうため、基本的には長期的な継続がおすすめです。

上記をふまえたうえで、プロペシアのやめどきとして3つのタイミングを紹介します。

どんなタイミングがプロペシアのやめどきなのか、ひとつずつ確認しましょう。

効果が半年以上現れないとき

プロペシアの服用を始めてから半年以上経っても効果が現れないときは、服用をやめるタイミングといえます。

プロペシアの効果を実感できるまで、6ヶ月程度が必要とされています。

半年以上経っても効果を感じられない場合、体に合っていない可能性があるので医師に一度相談してみましょう。

医師に相談したうえで、別の治療薬を検討してみてください。

副作用の影響で日常生活に支障があるとき

プロペシアはまれにですが、男性機能低下や肝機能障害など副作用が現れる可能性があります。

そのため、副作用の影響で日常生活に支障があるときはやめどきのひとつです。

AGAは進行性の脱毛症でセルフケアでの予防は難しいので、気になる方は医師に他の治療を相談してみましょう。

AGAではない人は睡眠時間や食生活など、日常生活の見直しで改善する場合もあるので、一度見直してみてください。

子作りを予定しているとき

これから妊活を予定している場合はプロペシアのやめどきといえます。

プロペシアの起こり得る副作用として男性機能の低下が報告されていることが理由です。

男性機能の低下には以下のようなものがあります。

満足のいく妊活ができない可能性があるので、妊活を予定している人はプロペシア服用の中止がおすすめです。

プロペシアをやめてよかった人が次に検討すべき治療薬

プロペシアをやめると元の状態に戻るため、抜け毛が進行する恐れがあります。

そのため、服用中止した場合は次の治療薬を検討する必要があります。

抜け毛・薄毛対策としておすすめな他の治療薬はこちらです。

どのような治療薬があるのか、ひとつずつ確認してください。

プロペシアジェネリック（フィナステリド）

金銭的負担が理由でプロペシアをやめるという人には、ジェネリックへの切り替えもおすすめです。

ジェネリックは「プロペシアの主成分であるフィナステリドだけで十分」「フィナステリドだけで回復した」という人に向いています。

安くなる分続けやすいメリットがあるので、先発品へのこだわりがない人はジェネリック医薬品も試してみてください。

ザガーロ（デュタステリド）

ザガーロはデュタステリドが有効成分の治療薬です。

もともとは前立腺肥大症患者向けの治療薬でしたが、フィナステリドと同様の効果が見られAGA治療薬として承認されました。

平均相場が8,000～10,000円とプロペシアより少々高めですが、ザガーロはプロペシアより高い抜け毛予防が期待できるとされています。

テストステロンをDHTに変化させる5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型があり、AGAは主にⅡ型が関与しているといわれています。フィナステリドはⅡ型5αリダクターゼを阻害する働きがある一方、デュタステリドはⅡ型に加えⅠ型も阻害する作用があります。

さらにⅡ型5αリダクターゼに対するデュタステリドの薬理作用はフィナステリドの3倍であり、フィナステリドと比べ1.6倍の増毛効果があるとされています。

ー引用元：AGAヘアクリニック

ザガーロはフィナステリドで効果を実感できなかったという人にもおすすめな治療薬です。

ミノキシジル

プロペシアやザガーロは予防タイプの治療薬ですが、ミノキシジルは発毛タイプの治療薬です。

内服薬と外用薬がありますが、厚生労働省の認可が下りているのは外用薬のみです。

いわゆる「攻め」の治療薬なので、抜け毛が進行してしまっている人にも向いています。

平均相場は10,000～15,000円と他の治療薬と比較すると高めです。

ある程度髪を増やした後は、ミノキシジルをやめてフィナステリドだけにして髪をキープするといった方法もあります。

また、ミノキシジルだけ使うのではなく、ミノキシジルとフィナステリドを併用して攻めと守りのダブルで治療を進める方法もあります。

プロペシア（フィナステリド）をやめる際の注意点

プロペシアの服用をやめる前に知っておきたい注意点は以下の3つです。

注意点を知らずにやめてしまうと、プロペシアの服用にかけた時間やお金が無駄になってしまう可能性があります。

ひとつずつ解説するので、プロペシアの服用をやめようと考えている人は参考にしてください。

プロペシアで効果を実感するまでには多くの時間がかかる

プロペシアの服用を始めてから効果が出ないからといって、すぐにやめることはおすすめしません。

一般的にプロペシアの服用を始めてから効果を実感できるまでには、6ヶ月程度は必要だとされています。

長期的服用が必要な治療薬のため、まず6ヶ月は服用を続けてみましょう。

継続か中止で悩む場合はクリニックで相談してみてください。

やめたあとは抜け毛が増加する可能性がある

プロペシアには抜け毛予防ができる治療薬なので、服用を中止すると抜け毛が増加する可能性があります。

服用をやめると効果の持続はできず、元の状態に戻ってしまうので注意が必要です。

副作用や金銭面が原因でやめても治療は続けたいという人は、ジェネリックや他の治療薬を検討してみましょう。

AGAの進行はセルフケアでは対策できないので、発症している場合は治療薬の切り替えがおすすめです。

個人輸入サイトで安い治療薬を購入するのは危険

クリニックで処方されているプロペシアをやめて、AGA治療薬を個人輸入するのはおすすめしません。

理由には以下のようなものがあります。

安全に治療するためにも個人輸入サイトの利用は避けましょう。

クリニックへの通院が面倒になった場合は、オンラインクリニックの利用もおすすめです。

プロペシアが不安なら専門医に相談を！おすすめのクリニック3選！

「気軽にプロペシアを始めたい」「相談しながら治療を進めたい」という人には、オンラインクリニックがおすすめです。

そこで、ここではAGAオンライン診療におすすめなクリニックを3選紹介します。

※表内の金額は全て税込
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クリニックフォア

DMMオンラインクリニック

レバクリ

プロペシアをやめてよかった人に関するよくある質問

最後に、プロペシアをやめようと検討している人によくある質問をまとめました。

上記6つの質問に回答するので、プロペシアの服用中止について詳しく知りたい人は参考にしてください。

フィナステリド服用から10年後になると効かなくなる？

フィナステリドを10年服用したからといって、効果を得られなくなるということはありません。

長期にわたって服用を継続すると耐性がつく医薬品もありますが、フィナステリドに耐性ができるといった報告はありません。

もし、「フィナステリドが効かなくなってきた」と感じる場合は、攻めの治療薬であるミノキシジルへの移行もひとつです。

プロペシアは途中でやめても大丈夫？

基本的にプロペシアを途中でやめることはおすすめしません。

プロペシアをやめると得られていた効果がなくなり、AGAは進行してしまいます。

十分な効果を得られたと感じる場合、自己判断で服用中止するのではなく、医師にプロペシアの減量を相談してみてください。

フィナステリドの中断後に再開しても効果ある？

フィナステリド中断後に再開した場合、効果は得られます。

ただし、フィナステリドの効果を実感するまでには数ヶ月必要です。

中断期間中に症状が進行している場合、医師に他の治療薬を進められる可能性もあります。

ただしく治療を進めるためにも、再開する際には必ず医師の診察を受けましょう。

プロペシア（フィナステリド）は薬局でも購入できる？

プロペシアは薬局で販売されていません。

処方を受けて購入する治療薬なので、必ずクリニックでの診断を受けてからの購入です。

個人輸入サイトでの購入方法もありますが、偽物が出回っていることや副作用が自己責任など、リスクがあるためおすすめしません。

時間がなく通院ができない場合は、オンラインクリニックを利用するのもおすすめです。

AGA治療は一生続ける必要がある？

AGA治療をやめると元の状態に戻ってしまうため、髪をキープしたい場合は治療の継続が必要です。

もともと慢性疾患の治療薬として使われていたので、長期的な内服も安全です。

ただし、プロペシアは20～50歳の治療薬とされています。

加齢による脱毛には効果を期待できません。

そのため、50歳以上の人はミノキシジルへの移行がおすすめです。

AGAが完治した人はいる？

AGAは発症すると完治しません。

セルフケアでの改善も難しいため、進行を抑えるにはプロペシアやザガーロなどの治療薬が必要です。

進行するともとの状態にもどすまでに時間がかかるため、薄毛や抜け毛が気になってきた場合はすぐクリニックに相談しましょう。

AGAは遺伝するとされているので、家系的に発症している人がいる場合は若いうちからの育毛剤や育毛シャンプーの利用もおすすめです。

AGA治療の完治に関しては、別の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

プロペシアは薬局で買える？

プロペシアは薬局で販売されていません。

処方を受けて購入する治療薬なので、必ずクリニックでの診断を受けてからの購入です。

また、個人輸入サイトでの購入方法もありますが、偽物が出回っていることや副作用が自己責任など、リスクがあるためおすすめしません。

時間がなく通院ができない場合は、AGAオンライン診療を選ぶのがおすすめですよ。